【U-23モロッコ代表徹底分析】フランス対モロッコを視察してきました。

公開日: : 最終更新日:2014/04/14 2012トゥーロン国際大会

5月28日は日本代表敗退の翌日で腰が重かったんですが、五輪本戦の第2戦で関塚ジャパンが対戦するU-23モロッコ代表の試合ぶりを視察するために、トゥーロン国際大会の裏GL第3戦、フランス対モロッコの試合を観戦に行ってきました。

今まで日本が戦った3試合全部、入場無料だったんですが、今日はフランスの試合だからか、チケット8ユーロしました。

試合会場に着いたら、関塚監督も視察に来てたのでパシャリ。

選手達は既に帰国の途についていたのですが、監督と関係者の一部が帰国日を一日遅らせて、モロッコ戦に足を運んだようです。関塚さんの隣に座っていたスタッフがずっとビデオカメラで試合の模様を録画していました。

国歌斉唱。

フランス国内での試合なのに、なぜかモロッコサポーターの方が圧倒的に多くて、モロッコホームの雰囲気でした。

メインスタンドは満員で、バックスタンド側の建物の上から観戦してる人たちもいました。

2試合を終えて、フランスは勝ち点6でGS突破を確定させており、モロッコは勝ち点1で今日勝てば裏の結果次第で決勝T進出の可能性あり、という状況。

【試合経過】

試合は前半23分にフランスが先制。

後半11分にもフランスがPKを獲得し(モロッコCBは得点機会阻止で一発退場)、そのPKを決めて2-0。

その後、ひとり少なくなったモロッコがCKからヘッドで1点返して2-1とするも、その数分後、プレーとは全然関係ないところでモロッコの選手がフランス人を倒したか何かで、これまた一発退場。

試合会場のモロッコサポーターは大ブーイング。第4審判を今日は日本人がやってたんですが、彼に向けてもペットボトルが投げ込まれる始末。

人数が9対11と圧倒的不利になりながらも、終了間際にモロッコがまたCKからの流れで、再度クロスを上げて、ファーに走り込んできたサイドバックがヘディングゴールを決めて、2-2の同点となり、試合終了。

結果、フランスは勝ち点7で首位通過。モロッコは勝ち点2でGS敗退となりました。

【U-23モロッコ代表の特徴】

U-23モロッコ代表を率いるのは、元韓国、豪州代表監督でもあるピム・ファーベーク。布陣は4-2-3-1。

トゥーロンに招集されてるモロッコ代表20人の所属クラブのリーグ内訳は、オランダ6人、フランス4人、スペイン2人、ドイツ1人、ベルギー1人、モロッコ6人です。

1部か2部か等の情報は不明ですが、とにかく7割の選手が欧州リーグでプレーしてるというのはあまり日本では知られてない事実かと。

この試合、モロッコは中盤をすっ飛ばして、ひたすらロングボールを蹴る展開が多かったです。ピッチが凄い荒れてたせいもあるんでしょうが、本戦でもロングボール多用してくる可能性は十分にあります。

数的不利になっても運動量でカバーして試合を崩さずに、最後セットプレーから追いつくとか、これはちょっと手強い相手かと。。各ポジションに180cmを余裕で超える選手が多数揃ってるので、空中戦は要注意かなと(2ゴールともクロスからのヘッド)。

【個人の評価】

中心人物は19歳、ザカリア・ラビアドかなと。今季、PSVでレギュラーを張り、来季からスポルティングに移籍が決まっている司令塔です。ポジションはトップ下。ピム監督も、彼に全権を委任しているような感じで、ピッチ上でやりたい放題です。

・守備はあんまりやらない
・ボール持ちすぎて取られるケース多々あり
・サイドバックのとこまで下がってきてパスもらってスルーパス、とかもやる
・ヒールパスやノールックパスを多用するファンタジスタ

前半は空回り気味でしたが、後半人数が9対11人の圧倒的不利な状況で、サイドで前を向いてパスをもらった後にドリブルで仕掛けて、3人抜いてミドルというスーパープレーを見せました(結果はGKのファインセーブに阻まれましたが)。普段は怠慢なプレーをしてる感じですが、ひとつのプレーで試合を変えられる選手かと。

穴は右サイドバックにスタメンで出て、フル出場したモロッコリーグ所属のAbdelatif Noussirという選手かと。プレーが基本キョドっていて、パスミスも多いし、右サイドを駆け上がっても、選手からの信頼を得られていないのか、大体パス周ってこないしw 本戦で出てきたら確実にこいつを突くべき。

あと、ボランチでこれまたフル出場したフランスリーグ所属のRyane Frikecheという選手も、ボールキープがそこまで上手くない印象です。ルックアップが下手で、背後から敵が来てるのに気付かずにボール奪取されるシーンが2~3回ありました。彼がボール保持したら狙い目かと。

【U-23モロッコ代表まとめ】

・7割の選手が欧州リーグでプレー
・中盤すっ飛ばしのロングボールを多用する傾向あり
・ダーティーなプレーが目立つので、大津などファールゲッターのスタメンが理想
・背が高く体格もマッチョ系多し。空中戦&肉弾戦に持ち込まれると分が悪そう。
・ザカリア・ラビアドには飛び込むな
・穴はボランチのRyane Frikecheと右SBのAbdelatif Noussir。本戦出てきたら狙い目。

そんな感じでしょうか。

ただし、アーセナルの長身FWマルアーヌ・シャマフをオーバーエイジで招集するとピムも言っているようですし(ソースはこちら)、日本代表同様、トゥーロンのメンバーが全てではないとは思います。現時点でわかる範囲での分析ですので、その点ご了承を。

とにかく、「モロッコには勝てるでしょ」という楽観論は封じ込めるべき。僕らサポーターも気を引き締めていきましょう。


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村上アシシ
村上アシシ

1977年札幌生まれ。職業は経営コンサルタント・著述家。「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルを2006年から継続中。南アW杯出場32カ国を歴訪した世界一蹴の旅を2010年に完遂。サッカー日本代表を追いかけて世界中を旅してます。Jリーグではコンサドーレ札幌のサポーター兼個人スポンサー。詳細のプロフィールはこちら

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