「タイトル未定」がFNS歌謡祭に出演決定 札幌サポの「動員」が勝因か?

今年5月にコンサドーレとクラブパートナー契約を結んだ、北海道を拠点に活動するアイドルグループ「タイトル未定」が、12月に開催されるFNS歌謡祭に出演することが決定しました。

「なんのこっちゃ」っていう人に前提の話をすると、TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)にエントリーした全国のアイドル20組が、YouTubeの再生数やSHOWROOMの投票数を基準に、FNS歌謡祭の出演枠ひとつを競い合うイベントが開催されていて、11月20日にファイナルラウンドに進んだ5組でリアルライブ審査が行われた、という背景があります(詳しくは↓)。

結果的に「タイトル未定」は、
・見届け人投票(決勝リアルライブの会場に参加したファンの投票)で2位
・配信投票(決勝リアルライブをSHOWROOM配信で参加したファンの投票)で1位
・アピール動画投票(決勝前の1週間でYouTube再生回数を競うポイント)で2位
に入り、総合ポイント1位を獲得、晴れてFNS歌謡祭への出場権を得ました。

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コンサドーレサポーターの「援軍効果」が凄まじかった

僕のXのタイムラインは、基本的にコンサドーレのサポーターのポストが大半なんですが、この1週間は普段サッカーのことばかり呟いている人たちがやたらと「今日もタイトル未定のYouTube再生に貢献する!」とアイドルの推し活に勤しんでいて、普段あんまりアイドルとか興味ない僕も、そのYouTubeのリンクをクリックしたり、最終決戦のスケジュールを把握したり、いつのまにか「タイトル未定」に感化されていましたw

なぜコンサドーレのサポーターが「タイトル未定」を応援しているかというと、今年5月にタイトル未定はコンサドーレのクラブパートナーになったからです。

「コンサドーレのサポーターは顧客ロイヤルティが異常に高い」という事実について、僕は何度もコラムで書いてきましたが、今回の事例はジャンルの垣根を超えた「推し活」の新しいコラボモデルとも言えそうですね。

「サッカー」と「アイドル」ってある意味、「推し活」という大きな括りでは同じジャンルですが、推しの対象という意味ではライバルとも言えます。

捉え方によっては競合関係にある中で、敢えてアイドルグループの管理会社がコンサドーレに出資する形でパートナー契約を結ぶことで、協調関係を作った。これは逆説的な、新しいチャレンジだなと感じます。

この試みに対して、スポンサー企業への忠誠心が異常に高い札幌サポーターたちは、しっかり呼応しました。YouTube再生やSHOWROOM投票に勤しみ、「タイトル未定」の躍進の一因となったのではないでしょうか。

「返報性の法則」をうまく活用したコラボの例だなと。

札幌サポーターは「コンサドーレを応援してくれてありがとう。お礼に僕らも”タイトル未定”を応援するね」となる。

タイトル未定のファンたちが今後「タイトル未定を応援してくれてありがとう。お礼に僕らもコンサドーレを応援するね」となればいいですね。

YouTube再生数を増やすとか、SHOWROOM投票数を増やすとか、数千人規模の動員が明らかに結果に直結するようなイベントに向けて、Jクラブのスポンサーになることで勝率を高める戦術は、今後流行るかもしれませんね。

コンサドーレの営業部は、今回の成功事例をしっかり資料化し、今後のスポンサー獲得の営業活動に是非役立ててください!

札幌サポーターの顧客ロイヤルティが高い事実を実証する関連ブログ↓

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