オリンピックのファイナリストとして、僕らサポーターも胸を張って、サッカーの聖地に行って参りました。この4日間で3回目のウェンブリーw
米国にかけて、「日本人なら米を喰え」ゲーフラを昨年の女子W杯同様、持参しました。
9月下旬出版予定の表紙サンプルの画像(たろぽん撮影)
選手入場前のなでしこベンチの様子
日本とアメリカの応援合戦は、ほぼ互角といったところでしょうか。ウェンブリーのセキュリティ上、太鼓が持ち込めないので準決勝同様手拍子のみでのコールでしたが、僕らのエリアだけではなくて、ゴール裏やバックスタンド3階席からも自然発生的にニッポンコールが巻き起こり、スタジアム全体にこだましていました。
試合は1-2で惜敗。チャンスの数的には日本の方が多かったように見えたので、本当に「惜敗」という表現がしっくりくる負け方でした。昨年のW杯からの連覇という偉業の難しさを物語っていると思います。
試合後、号泣するキャプテン宮間の肩を抱いて慰める大儀見優季
このシーンにはグッときました。でも、僕は後一歩のところで金メダルを逃した虚脱感が抜けきれず、ただ呆然としていました。そんな中、一気に涙腺が崩壊したのは次のシーンを目撃した時でした。
表彰式の入場時、選手達がおちゃらけて、前の選手の肩に手を乗せて、「電車」でピッチに姿を現したシーン。
敗戦で悔しくないわけないのに、この則夫ジャパンの最後を涙ではなく、笑顔で終えようという強い意志を感じました。
それに気付いた瞬間、「あー、このチームでサッカーするのはこれで最後なんだな」という実感がこみ上げてきて、余裕の涙腺崩壊。隣のアメリカ人に慰められちゃいました。
去年のドイツ女子W杯、五輪アジア最終予選@済南、今年のスウェーデン遠征とずっとこのチームを追い掛けてきて、ここが終着駅。お別れの時。そんなことを思うと、自然と涙が溢れました。
でも、この「電車」はここで止まるわけではない。また次代のなでしこに引き継がれ、次の駅に向けてまた発車する。そういう意味も込めた、彼女らのパフォーマンスだったのではないでしょうか?
表彰台に立ち、観客の声援に応えるなでしこ
金メダルアメリカ、銀メダル日本、銅メダルカナダ
監督スタッフ含めて、記念撮影するなでしこ
最後、スタンドから「優季!」と声をかけると、こっちに来てくれました。一緒に記念撮影。
銀メダル触らせてもらったんですが、半端なく重かったです。あれ、30分も首からぶら下げてたら確実に肩凝りますw
お決まりのメダル噛むポーズまでやってもらっちゃいましたw
北京五輪で4位に終わった後にピッチで号泣した永里優季は、その後海外移籍、欧州CL制覇、結婚という経験を通して、大儀見優季としてロンドン五輪のピッチに立ち、最後を笑って締めくくったわけで、この4年間での成長を物語る笑顔のように思います。
なんかここら辺のエピソード、去年の女子W杯の準々決勝ドイツ戦勝利の後に流した涙とからめて、9月下旬出版の書籍で、ガッツリ深掘りして、ドキュメンタリーちっくにまとめられればいいなと思ってます。(はい、宣伝ですw)
ちなみに僕が優季と仲がいい背景を知らない人はこちらのブログをご覧ください。書籍の帯は彼女にお願いする予定です!断られるかも?w
夜空に浮かぶウェンブリー。
明日はカーディフに鉄道で移動して、関塚ジャパンの銅メダルをかけた日韓戦!絶対に勝って、明後日のウェンブリーの表彰式に戻ってきます!
最後にお知らせです。8月12日日曜、日本時間夜23時からジャーナリスト原田公樹さんと一緒に、五輪サッカーを振り返るUst放送をロンドン現地からお送りします。
なでしこと関塚ジャパン両方を全試合現地観戦した記者とサポーターが現地でしか手に入らない貴重な生情報をオフレコ爆裂トークしちゃいます。是非ご覧ください。URL→ http://ustre.am/mMkx
また、これも繰り返しの報告ですが、帰国後に札幌(8/16)、大阪(8/25)、東京(9/8)の三都市で帰国報告会を開催します。興味のある方は詳細ページをご覧ください。