名古屋&大阪での日本代表の親善試合を国内遠征した後、札幌に帰省しています。3連休の中日はJ2最終節、コンサドーレ札幌対ジュビロ磐田を観に札幌ドームに行ってきました。
コンサドーレは前節に昇格プレーオフ進出への可能性を断たれ、モチベーション的には3位のジュビロの順位をひとつでも落として嫌がらせをする程度の位置付けでした。
キックオフ前の札幌ゴール裏
選手入場時の奈良、荒野、都倉。
相変わらずボールを失わない前俊のキープ力。
ジュビロ磐田の名波監督。
後半終了間際に途中交代で投入された小野伸二。
札幌にとっては消化試合だったのに、動員数は19,634人もいきました。
試合は前半早々に札幌のMF上里が直接フリーキックをニアにぶち込んで、札幌が先制。後半頭から投入されたMFフェルジナンドが流れを変えて、CKからそのフェルジナンドがヘディングで同点ゴールを決めて、1-1で終了。
磐田は結果的に千葉に抜かれて4位でフィニッシュ。昇格プレーオフのシード権を失う形となり、最低限の「嫌がらせ」はできたのかなと。札幌は最終節で岡山にも抜かれて22チーム中10位で2014年シーズンを終えました。
試合後に育成世代の子供たちもピッチに並んで、今シーズン終了を報告するセレモニーが行われました。
J2最終節後のセレモニー中に札幌ゴール裏が掲げた横断幕 pic.twitter.com/DJQ0bNajjs
— 村上アシシ (@4JPN) 2014, 11月 23
セレモニーで話をする野々村社長。
最終節のセレモニーで野々村社長「ぶっちゃけて言うと、稲本選手にオファーしています」 — 村上アシシ (@4JPN) 2014, 11月 23
野々村社長はゴール裏からの「本気の決意を示してくれ」という横断幕メッセージに応えると前置きしつつも、結局はその部分についての明確な回答はせず、稲本オファーの隠しネタをぶっちゃける形で話を逸らした感あり。
— 村上アシシ (@4JPN) 2014, 11月 23
試合後のセレモニー中にゴール裏から掲示された横断幕の疑問に対して、野々村社長が明確な回答を行わなかったのは残念。
開幕前に自動昇格の2位以内を目標にすると明言した以上、10位でシーズンを終えた結果とその目標との大幅な乖離に対する説明責任をセレモニーの場で果たしてほしかった。
稲本オファーの隠しネタを披露して、スタジアムを沸かせることに関して、僕は否定はしない。当然ああいう注目を浴びる場でネタを披露するのはインパクトがあるし、ミーハーな層に対する宣伝効果は絶大だ。
ただし、ゴール裏の横断幕を使った質問に対して触れると前置きしたからには、隠しネタ暴露と並行して、真摯な態度でサポーターが納得する回答をしてほしかった。若手育成に重きを置く点や債務超過回避の大義名分は目標設定時点でわかっていたこと。今更それを言い訳にして、サポーターが納得するわけがない。
野々村社長には来季開幕までに、しっかりとした2014年シーズンの総括と、何故この目標と結果の乖離が発生したのかを説明してほしい。「目標設定が高すぎた」という原因分析も僕はありだと思っている。サポーターに無駄に夢を見させずに、現実路線を歩むのもひとつのやり方と言えよう。
とはいっても、目標下方修正がベストな手段とは到底言えない。2012年にJ1を降格し、J2は来季で3年目となる。野々村体制も来年で3期目。もうそろそろ結果を出してもらわないと、経営側の責任問題がちらついてくる可能性もある。
とにかくこのオフには、有望選手の引き留めに全力を尽くしてほしい。そして1年後にはJ1昇格の歓喜を「北海道とともに」味わいたい。ということで、僕は懲りずに来季もサポートシップパートナーを継続しますよ!(ランクをどのレベルにするかは検討中w)