※昔のブログから移行してきました
前日はこんな感じでキャンピングカーの外で飲んだくれてました。
そして翌朝。
あれはきっと朝5時くらいだったと思われ。。。
誰かがキャンピングカーの外で叫んでました。「うっせーなー」と思いながら布団に包まり、ガン無視してたら、そいつ、なんと、助手席のドアを開けて車内に入ってきて、俺に「Can you speak French?」とか話しかけてきたとこまでは、覚えています。
んがしかし、俺も寝ぼけてて、「I’m not sure.」とか応えた感じでガン無視決め込んで寝てました。
で、朝8時半頃に寝ぼけつつも起き上がり、、、、
ん?
と思ったわけですよ。
なんか、朝、誰か不審者が車内に入ってきてたな。。。えっと、念のため俺の財布はどこだと?そういや、ダッシュボードに置いといたな。んーっと、、、
ない!!!!!!
そこで一気に目が覚めましたね。
よもけん、だいすけを起こし、タイムリミットを設定し、車内をくまなく探しました。んがしかし、出てこず。
第1次財布捜索は打ち切り、続いてのフェーズ、カード緊急全止めタスクを行うことに。
とりあえず、東京にいる後輩に電話をかけ、ヘルプを仰ぎ、平行する形でカード止め作業を行い、無事完了。
続いてキャンピングサイトのスタッフのところに行き、警察に通報してもらいました。現場検証&警察署での取り調べ含め、2時間半くらいでしょうか。
やっとこさ警察署から解放されて帰ってきたらもうお昼の時間。
緊急を要する対応はほぼ全て終わったので、あとは今後行うべき事後タスクの整理をノートPC持ち出して、よもけんとブレスト。
①ワールドキャッシュカードの再発行手続き
②日本の家に置いてあるクレジットカードを郵送してもらう
③郵送先に指定するトーマスに電話をかけ、家の住所を教えてもらう
④キャンピングサイトのスタッフに電話番号教えておく
⑤保険会社に対して、盗難被害についての事後報告
先に③やってから、②の依頼するのが正しい依存関係よね、とか議論しながら、ToDoリストを最終化していく。
この俺らの姿を見て、だいすけは相当ビビッてましたw
「海外で財布盗まれたら、普通もっとテンパるはずなのに、こんなに冷静に対処してる人初めて見たw」と素で言われました。
ま、こういうのは、システム屋として、システム障害対応を何年もやってる経験が活きるわけで。
そんなこんなで、今日ホントは日本代表のキャンプ地、ボンを訪れる予定だったんだけど、急遽変更。
ヒットポイントが50セントコインくらいしか残っていない瀕死状態の俺を、教会(JTB)に連れてって、蘇生の呪文で生き返らせるために、いざフランクフルトへ。
シティバンク銀行のワールドキャッシュカードの再発行手続きをその日のうちに何とか完了し、無事、一命を取り留めました。
で、夜はフランクフルトのユースホステルに宿泊。
洗濯機を使おうとしたら、1時間以上格闘した挙句、out of orderということで、洗濯できず。
しまいには、自分の部屋に行ったら既に俺のベッドに誰か寝てるし!
もう、精根尽き果ててたので、レセプションに文句を言いに行く気力もなく、24ユーロをドブに捨てる形で、駐車場に停めてあるキャンピングカーの中で寝ることに。
この旅における、最悪の一日でした。
でもね、車が盗まれたわけでもなく、人をひいたわけでもなく、パスポートや観戦チケット丸ごと持ってかれたわけではなく、誰かが怪我したわけでもないので、個人的には凹んでないです。
得意の「相対的考察」の土俵に持ち込む戦法ですよ。
何かネガティブな出来事が起きたら、それよりも不幸な事象と比較することで、気持ちをアゲていく。最近、実践できている感じです。
お金なんてくれてやります。
僕が今回の事件で唯一悔いが残ったのは、我が旅における貴重な時間が3人含め、丸一日吹っ飛んだこと。そして、みんなに迷惑・心配をかけたこと。
どうもすんません。 m(_ _)m
気を取り直して、第3戦に臨みます。