コンサドーレとファイターズ、ツイッターのインプレッション数を比較したら驚愕の差が出た

北海道を中心にコンビニ店を展開しているセイコーマートが2月17日、コンサドーレとオフィシャルパートナー契約を結ぶことを発表しました。

その前日の2月16日、セイコーマートは北海道日本ハムファイターズとのパートナーシップ契約締結についてもツイートしていました。

2月21日午前10時現在、各ツイートのインプレッション数は以下の通り。

コンサドーレ インプレッション数=55万 いいねの数=5,052件
ファイターズ インプレッション数=9.3万 いいねの数=894件

単純計算でインプレッション数は5.9倍、いいねの数は5.7倍の差がありました。

なぜこれほどまでに差が出たのか、分析していきます。

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札幌サポの顧客ロイヤルティは異常に高い

URL埋込型のツイートは伸びない(コンサドーレの呟きはURLなし、ファイターズの呟きはURLあり)などのテクニカルな理由もあるとは思いますが、そういう細かい話は一旦置いておきます。

ファイターズのコロナ前2019年の観客動員数は1試合平均27,368人(引用元)に対して、コンサドーレの動員数は1試合平均18,768人(引用元)。

スタジアムに来る観客数でいうと日ハムの方が1.5倍多いです(試合数で乗算した総動員数でいうともっと差が開きます)。

それでも、こういったスポンサー関連のツイートへのリアクション数になると、コンサドーレの方が多くなる逆転現象が起こる、それはなぜか?

簡潔に言うと、コンサドーレのサポーターは顧客ロイヤルティが異常に高いから。

※顧客ロイヤルティとは、企業が提供する商品やサービスに対して、顧客が感じる「信頼」や「愛着」のことを指します。

ここら辺の話はユニフォームの胸スポンサーである石屋製菓社長の言質を取っています。

顧客ロイヤルティってKPIとしての数値化が難しい指標なんですが、今回たまたまセイコーマートのリリースが2回連続で出たことで、コンサドーレサポーターにおけるスポンサーへの異常なまでの忠誠心が、うまく可視化された格好になりました。

コンサドーレのサポーターって、「スポンサーへ貢献する」ことがクラブへのサポートに直結すると信じて、日々SNSで積極的にスポンサー関連の情報を発信する人が本当に多いんですよね。

「単なるインプレッション数じゃん。コンバージョンしてないじゃん」って指摘もあるかと思いますが、スポンサー側の広報担当者がパートナー契約の費用対効果を測る際に、簡単に引っ張ってこれるKPIがSNS上のインプレッション数なんですよね。ここにインパクトを与えることができたのは、それなりに大きいと思います。

ファイターズをdisっているわけではない

今回のリサーチ結果は、あくまでKPIをツイッターのインプレッション数に限定して比較したまでです。決してファイターズのことを批判しているわけではありません。

ましてヘルメットの側面にセイコーマートのロゴが掲載されるとか、マスコミでの露出度で考えると、SNSでの露出とは比較にならないレベルかと思います。

今回はあくまでツイッター上で可視化された数値での比較結果となった点、ご了承ください。

普段から愛着のある地元企業かどうかがキーポイント

もう一点、補足事項を述べるとすると、セイコーマートとコンサドーレのパートナー契約に関するツイートがここまで伸びたのは、セイコーマートが長年北海道民に愛され続けてきた地元企業である点も大きいかなと思います。

これが北海道と縁もゆかりもない外資企業とかだと、ここまでインプレッション数は伸びないと思います。

コンサドーレの道民サポーターにとって、普段から愛着のあるセイコーマートがコンサのスポンサーになった件は、まさに「待望」の出来事であって、そういう背景も数字に影響したと感じています。

ということで、いちコンサルタントとして数値分析してみました。

コンサドーレの営業部の人たちは是非このブログのリサーチ結果を日々の営業活動に使ってくださいw

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