【現地レポ】AFC U-19選手権決勝 韓国対イラク

11月17日はUAEのラスアルカイマに戻り、AFC U-19選手権の決勝、韓国対イラクを観戦してきました。日本⇔中東の往復航空券を日程Fixで予約してるので、居残り授業ですw

バックスタンドはイラクサポーターでギッシリでした。公式発表では5,750人入ったそうです。

現地時間で16:45キックオフ。

序盤、イラクが優勢で試合を進めて、前半35分、イラクのCKから韓国がカウンターで攻めて、そのボールをペナルティエリア内で奪取して、イラクが逆カウンター。最後はイラクFWのABDULRAHEEMが決めて、イラク先制。

前半は韓国0-1イラクで折り返し、後半韓国も3枚のカードを使って攻めるも、背番号10のファンタジスタ、ムン・チャンジン(背格好は乾貴士似ですw)が今まで見せてた本調子ではなく、若干ブレーキで得点できず試合は終盤へ。

そして迎えた後半ロスタイム。韓国はパワープレーでひたすら前線に放り込み、それのこぼれたボールがムン・チャンジンの足元に転がり、ワンステップずらして利き足でない右足で一閃。ボールはゴール左隅に突き刺さり、同点。GKもまったく動けず。

戦術もへったくれもない、泥臭いゴールではありましたが、こういう土壇場で追いつくのはさすがだなと。

その後、1-1のまま延長戦へ突入。両チーム3枚のカードを使っており、試合は縦にボーンと蹴って取られて、という単調な展開に。韓国はCBが足をつって、80%の動きしかできなくなって、急遽前線へコンバートされてました。イラクはGKまで足をつって、まさに死闘。

1次リーグ3試合を酷暑の中、中1日で試合してきたツケがファイナルに出た形かと。

試合は120分戦っても1-1のままスコアは動かず、PK戦へ。先攻は韓国。

こんな特等席でPK戦を見れました。

後攻のイラクは2人目が枠外、3人目がGKにセービングされたのに対し、先攻の韓国はみんな決めて(3人目はチップキックで決めてました)、4-1で韓国優勝。

優勝のシーン。あいほんで撮ったので、ブレブレですみません。

動画はこちら。

韓国の背番号10、ムン・チャンジン(浦項スティーラーズ所属)は、決勝こそちょっと空回りしてましたが、結果的にロスタイムの劇的同点ゴールでそれを帳消しにしました。

準決勝ではPKをチップキックで決めたり、準々決勝のイラン戦では華麗なスルーパスで追加点演出したり、彼の大会だったといっても過言ではないかと。

将来的に韓国フル代表の中核を担っていく選手になるかもしれません。

彼の特長としては、敵を嘲笑うかのようなキックフェイントが超絶うまいです。飛び込んだらダメ。PKでチップキックやるあたり、かなりのテクニシャン&肝っ玉座ってます。要チェックです。

浦項スティーラーズではあんまり試合に出てないようだから、Jに呼んだら面白そうなんだけどな。。

ということで、今夜、日本に帰ります。

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