2009年の世界一蹴の旅の頃から続けているチャリティー活動ですが、2014年W杯本戦でも継続します。
コリンチャンスの下部組織のコーチをしている平安山さんに協力を仰ぎ、日系人が運営する児童福祉施設を紹介して頂けました。
奄美事業所という名前の施設。サンパウロの市街地から40分程車で行ったところにありました。
児童たちがお絵かきをしていたり。
小さな体育館で陣地取りごっこをしていたり。
この施設は小学校とは別物です。ブラジルの小学校は午前の部、午後の部、夜の部と時間が分かれていて、この施設に通っている子供たちも普段はその公共の学校に通っているそうです。
しかし、片親しかおらず、その親が働いていて普段面倒が見れなかったり、ファヴェーラ(スラム街)に住んでいたり(この施設に通う40%がファヴェーラ在住だそうです)、何かしら援助が必要な家庭で育っている子供に対して非行防止を目的として、学校に行く時間帯以外で社会教育を行うためにこの児童福祉施設が存在しているそうです。
奄美事業所の活動を説明する冊子。
昼の時間帯には給食まで提供されていました。
給食を取る子供たち。
僕も頂いちゃいました。普通に美味しかったです。
この施設は限られた予算の中で運営されているということで、サッカーボールの寄付は本当に助かると施設長の渋谷さんは仰ってました。
通常の5号ボールを2つ、子供用の小さいボールを3つ、計5個を寄付させて頂きました。
女の子グループと一緒に。
協力して頂いた平安山さんと子供たち。
みんなやんちゃな子供たちでした。
僕は思うんです。富裕層ではないブラジル国民が「W杯で儲かるのは金持ちだけだ!」と反対デモを起こすならば、僕ら観光客がいわゆる「貧困層」に手を差し伸べてあげてもいいのではないかと。
何も僕みたいに施設に出向いてサッカーボールを寄付するような大それたことまでしなくてもいい。例えばタクシーの運転手に「お釣りはあげるよ!」と言ってみたり、ホテルやレストランの従業員に良いサービスをしてもらったら、チップ文化のないブラジルでもチップをあげればいい。そうやって「W杯のお祭りムードも捨てたもんじゃないな」と彼らが思ってくれれば、ブラジル国内のW杯反対ムードの雰囲気も打破できるんじゃないかと。僕はそう思います。
ブラジルの最低賃金は都市にもよりますが、月給3万円前後。僕らにとっての何百円は彼らにとっての何千円の価値があるんです。僕は端数はいつも従業員にあげる心意気でブラジルを旅しています。
ということで、このチャリティー活動のご紹介。このチャリティーは皆さんに買って頂いたチャリティーTシャツの基金が、直接的にブラジルの子供たちの笑顔に還元される仕組みです。
日本とブラジルを笑顔の顔文字で繋ぐデザインです。
まだこのTシャツを買っていない方は是非ご購入ください。「自分が寄付したお金がこの子の笑顔になったんだ」という実感をブログの写真を通してチャリティーTシャツを購入した皆さんに実際に感じてもらえれば嬉しいです。今後も、レシフェ、ナタール、クイアバでサッカーボールを子供たちに寄付する予定です。
———<詳細>———
●サイズ(着丈、身幅、袖丈)
S:63、47、18
M:68、52、22
L:72、55、22
XL:75、60、23(cm)
●素材:綿100%
●価格:税込3,240円
※海外配送は承っておりません
※色はブルーのみ
※幾分、横にゆったりめのサイズです。
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幾分、横にゆったりめです。僕の場合、Mサイズでもよかったかなといった感想。
是非ご協力よろしくお願いします!
最後に告知。Yahoo!個人に記事をあげました。未読の方はお読みください。