9月6日に北海道胆振東部地震が発生し、北海道全域で停電(ブラックアウト)が発生しました。
電力は2日間ほどで復旧しましたが、札幌在住の家族の話を聞くと、その2日間は携帯の電波が繋がりにくくなって情報を入手できなかったり、停電のせいで冷蔵庫の中のものほとんどを破棄したりと、大変だったそうです。
北海道に住む全員が被災した地震発生後、初めてのJリーグ開催ということで、関東在住の道産子、北海道から遠征してきた札幌サポ、それぞれが色んな思いを胸に、等々力のアウェイゴール裏に集まりました。
川崎対札幌、GK入ってきました。今日は兄家族と一緒なので、2階席から。 #consadole pic.twitter.com/t09drNE4tR
— 村上アシシ (@4JPN) 2018年9月15日
試合の結果は川崎7-0札幌。スタッツもシュート数、川崎26本、札幌6本なので、試合を見ていない人からすると、札幌が90分通して「蹂躙」されたと思うかもしれませんが、そんなことはないんです。
前半28分に先制点を許すまで、札幌は実に3回の「決定機」がありました。荒野2回、チャナティップ1回。3つのシーンともコンサドーレ作成のハイライトに出てきます↓
サッカーに「たられば」は禁物ですが、このうち1本でも決めていれば、試合展開は変わっていたはず。特に荒野拓馬は、フィニッシュ以外はすごく出来が良かっただけに、悔やまれます。。
度重なる序盤のピンチを凌いだ川崎は、前半28分に中村憲剛の見事な「ボール狩り」を起点にショートカウンターを繰り出して家長のゴールで先制。
ここからは僕の推論なんですが、先制点後のセレブレーションの中で、中村憲剛や小林悠あたりで、「次のリスタートから一気にギアチェンジして、前線からのプレッシャーの強度を高めよう」って話し合いがなされたんではないかと。
それくらい、この後のセンターサークルからのリスタートに対する川崎の前線4選手の連動したプレッシャーの圧力は半端なかったです(そのプレッシャーが凄すぎて、札幌は最終ラインから苦し紛れのロングボールを蹴ってサイドラインを割りました)。DAZNの中継見返したら、得点シーンのVTRの尺が長すぎて、そのプレッシャーのシーンが中継されてなかったんですが、現地で見てた人にしかわからない「変化」でした。
その直後の前半30分、今度は家長のインターセプトから小林悠に繋いで、中村憲剛のフィニッシュですぐさま追加点。憲剛のゴールパフォーマンスの豪快さを見るに、自分たちの意図したギアチェンジが見事にハマったことの達成感が滲み出てた感があります。
そこからはもう、コンサドーレの自滅。自陣内で簡単にボールを奪われて、数的不利の中サクサクと失点していく負の連鎖にハマり、シーズン最多の7失点。
僕は1失点目と2失点目の間の「2分間」で、川崎の鬼気迫るチェイシングの圧にのまれてしまったのが、大量失点に繋がる要因になったんでは?と思ってます。あのプレッシャーをいなせる余裕があれば、もうひとつ上のレベルに行けるんでないかと。
次節鹿島ホーム戦は札幌に帰省します!札幌はほぼ日常生活を取り戻していると聞いています。鹿島サポは安心して来道してください!
最後に告知。
サッカー遠征旅をよくする人に、この本は確実に刺さります。別々の3千文字コラムが23本揃ってるので、時間空いた時に1本10分程度で読めちゃいます。Jリーグのアウェイ遠征の移動時、開門前の待機列で暇してる時のお供に最適です。この週末にスタジアム行く人、ポチっとな!https://t.co/yotTlyy3GG
— 村上アシシ (@4JPN) 2018年9月1日
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