8月19日、豪雨の中で行われた川崎対札幌は2-1で川崎が勝利しましたが(現地レポはこちら)、この日のコンサドーレのアウェイゴール裏はいつもと違う雰囲気でした。
というのも、コンサドーレのコールリーダーが搭乗予定だった新千歳発羽田行のJAL便が欠航し、キックオフまでにスタジアムまでに到着できなかったんです。
乗るはずだった10時発JAL504便が欠航。
今んとこ振替便が15時、それに乗れなかったら17時。キャンセル待ちもしてるが、終日満席プラス他の便もオーバーブッキング気味。
とりあえずどれかに乗れることを願うしかないか。— 安中太志/Yasunaka Taishi (@yasu_sapporo96) 2017年8月19日
川崎の等々力競技場で19時キックオフに対して、羽田到着が18:33。
I'm at 東京国際空港 / 羽田空港 in 大田区, 東京都 https://t.co/O1iuWn7UoU
— 安中太志/Yasunaka Taishi (@yasu_sapporo96) 2017年8月19日
キックオフは間に合わない。
でも今いる人達が札幌の為にきっとやってくれる。— 安中太志/Yasunaka Taishi (@yasu_sapporo96) 2017年8月19日
太鼓を担当する松尾氏も同じ便で到着したんですが、替わりの太鼓は関東在住の別のメンバーが持参して、キックオフ前には太鼓はあるものの、トラメガ(拡声器)がない状態。
普段、コールリーダーの近くで煽っているガースーがリードして、スネアのテツがサポートする感じで、試合前からの応援が始まりました。
トラメガがないとやっぱり遠くまで声が届かないので、例えば選手のコールとか遠目のサポは名前が聞き取れないもんだから、1発目の全体の声量が落ちちゃうんですよね。
そういうハンデがあるものの、ガースーとテツはすごくよくやっていたと思います。
試合が始まって、守ってる時、カウンターに出る時、ゴールラインを割って応援歌を変える時、それぞれでガースーが次に繰り出してくる応援歌の選択を端から見てて、「おー、ここでそれ入れてきますか」とか色々と思いながら応援してました。
曲の選び方とか煽り方とか、そういうのに正解なんてなくて、コールリーダーが100人いれば、100通りのやり方があると思うんですが、ここ何年も全試合皆勤賞を続けていた安中氏のリードの仕方とか煽り方とかリズムって、札幌サポの身体に染みついちゃってる部分は少なからずあるんですよね。
そういう意味で、ここ最近一度たりともなかった「安中氏の不在」という状況に、戸惑った現地のサポーターは一定数いたと思うんです(決してガースーのリードの仕方を批判してるわけではないので念のため)。
そんな状況下で前半34分、安中氏がトラメガ持ってゴール裏に飛び込んできた瞬間の、ゴール裏全体の「高揚感」は正直やばかったです。
前半34分、Y中選手投入 pic.twitter.com/fbfTnGLKIY
— 村上アシシ (@4JPN) 2017年8月19日
既に川崎に先制されている状況でしたが、安中氏独特の煽り方でゴール裏は一気にボルテージが上がりました。
DAZNで中継を見ていた札幌サポの知人も安中氏到着の前後で札幌サポの声量に変化があったことに気付いた人がいました。
他のクラブのゴール裏とか行ったことがないんで比較が難しいんですが、日本代表のゴール裏と比べても、やっぱ安中氏の煽り方って独特なんですよね。サポーターを引き込む「引力」はマジ半端ない。
試合には負けてしまいましたが、改めて安中氏の存在感、カリスマ性を思い知らされたアウェイ戦になったなと。
コールリーダーってホント色々と大変だと思うけど、これからもついていきますよ!
最後に試合後の彼のツイートを引用しておきます。
アウェーで試合に間に合わなかった事なんて1度もなかったし、個人的にはこんな大事な試合に間に合わなかった悔しさ、途中からで何も出来なかった自分への不甲斐なさ、言葉には言い表せない感情が色々あるんですけど、それ以上に最高の雰囲気を皆が造ってくれていたことに感謝しかない。心強かった。
— 安中太志/Yasunaka Taishi (@yasu_sapporo96) 2017年8月19日
等々力に着いたのが前半30分。ビハインドの状況だったが外に札幌の声が響きまくっていた。この声を聞いた時今年生き残りたいと、いや生き残れると改めて強く思えた。
何度も言うが、報われる日は必ず来る。札幌にしか出来ない事を、今しか出来ない事をやっていこう。
とにかく今日は皆ありがとう。— 安中太志/Yasunaka Taishi (@yasu_sapporo96) 2017年8月19日
コンサドーレのレジェンド、砂川誠氏と財界さっぽろの記事で安中氏、松尾氏が対談している記事を貼っておきます。興味のある方は是非。
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2016年の年末にプロフィールを更新しました。