本日、キャロットクラブの2022年度募集確定馬一覧が公表されました。
昨年より平均価格が10%程度値上がりしていて、中央募集馬で総額3000万円未満の馬は、31頭/90頭=34%。ちなみに昨年は39頭/88頭=44%。
一口5~6万円程度で気軽に出資できる馬が段々と少なくなってきてますね。。
トータルヒートの2021は高額ランク4位
ということで本題。
僕は去年、トータルヒートの20(その後サーマルソアリングと命名。ドゥラメンテ産駒の牝馬。募集総額3000万円)を最優先で申し込んで当選して、育成時点の牧場コメントは好評価のオンパレードだったので(デビュー戦は数週間後)、今年募集されるハーツクライ産駒のトータルヒートの21にも注目してたんですよ。
それで、今日発表された募集確定馬リストを見ると、値付けが7000万円も付いてて、目が飛び出ました。今年のキャロット募集馬の中でも高額ランクで4位タイです。
高額馬って、母馬が重賞馬だったり、もしくは上の兄弟に重賞馬がいたりするのが常。
トータルヒート自体はオープン馬(重賞の入着はなし)。デビュー済の上の兄弟2頭で活躍馬が出たわけでもないし(新馬勝ち1頭だけ)、しかもノーザンブランドでなく、白老ファーム生産。20年のハーツ種付け料1000万円を加味しても、さすがに高過ぎないか?と思ったわけです。
肌馬の競争実績、兄弟の競争実績ともに「重賞級なし」の非ノーザンで、これだけ強気な価格なのは何故でしょうか?
トータルヒートの2021の値付け7000万円の理由
それだけ「素質を秘めた馬」と評価されている証拠? 父ハーツクライ×母父ストリートクライはニックス配合だから?(とは言ってもこの配合で重賞勝ち馬が出てるわけじゃない)
過去の経歴を見ると、トータルヒートの産駒は全て藤原英昭厩舎所属なので、その路線を引き継ぐならば「厩舎ブランド」も加味した価格ということ?(でもひとつ上の姉は3000万円なんですよね。。)
過去4年間のキャロット祭に参加して、「高額馬にはそれなりに理由がある」ということは把握しているんですが、今回のトータルヒートの2021=7000万円はちょっと解せないんですよね。。
7000万円ともなると、重賞戦線で活躍してくれないと回収率100%超えは厳しいので、食指を伸ばす手も若干躊躇気味です。。
ちなみにトータルヒートの上の兄弟の戦績は以下の通り。
トータルヒートの20、ドゥラメンテ産駒の牝馬(サーマルソアリング)がキャロットクラブで3000万円→もうじき新馬戦(育成時点の牧場コメントは上々)。
トータルヒートの19、ディープインパクト産駒(キャンデセント)の牡馬がサンデーレーシングで8000万円→新馬勝ち(その後重賞挑戦するも着外。骨折して長期休養中)。
トータルヒートの18、ディープインパクト産駒(ジェネレイトヒート)の牝馬がG1レーシングで5600万円→3戦0勝で抹消。
キャロット祭参加者予定の方々は、どのような見解をお持ちでしょうか。ツイッターのリプライなどでご教示いただけると幸いです。
僕は9月2日金曜のキャロット見学ツアーに参加予定なので、トータルヒートの21を担当するスタッフに直撃インタビューしてこようと思います!
※キャロットクラブより許可をもらった上で情報発信しています。
こんなnoteを先日書きました↓
昨年のキャロット祭の結果↓