Jリーグの2018年シーズンが開幕。札幌の開幕節は広島アウェイということで、日帰りで広島へ行ってきました。
大杉漣さんの急死を受けて、会ったことすらないのにJリーグを愛する同志としてここ数日間、胸にぽっかり穴が空いた感覚でしたが、僕ら残されたサポーターは、大杉漣さんが愛でたJリーグ・Jクラブを、今まで以上に応援していくことが最良の供養になるのかなと思います。
— 村上アシシ (@4JPN) 2018年2月23日
エディオンスタジアムの中入りました!14時キックオフ。道内だとNHKで生中継です! pic.twitter.com/0bOfGLS8uJ
— 村上アシシ (@4JPN) 2018年2月24日
新しい応援歌練習ちう #consadole pic.twitter.com/Y9nt9vQTWk
— 村上アシシ (@4JPN) 2018年2月24日
前半は広島ペースで28分に広島が先制、後半は札幌ペースで猛攻を仕掛けるも得点ならず、広島1-0札幌で試合終了。
広島1-0札幌。得点はティーラシン。タイ人のJ1初ゴールはチャナティップじゃなくて、ティーラシンに持ってかれました。個人的に三好康児が良かった。札幌としては、開幕戦にしては上出来かと。終盤の猛攻は見応えあり。内容は良かった、結果が伴わなかっただけ。つまり負け惜しみ!以上! #consadole
— 村上アシシ (@4JPN) 2018年2月24日
ペトロヴィッチ新体制の初戦ということで、札幌の全選手について個人評価を書いてみようと思います。
GK ク ソンユン
ティーラシンのヘディングゴールはノーチャンス。ビッグセーブ的な奴もあんまりなく、足での繋ぎもほぼノーミス。可もなく不可もなく、といった感じ。
左CB 福森晃斗
まさにピッチ上の参謀。ハーフタイムにペトロヴィッチ監督と長々と話してて、細かい戦術のすり合わせをしていたと思う。ダイナミックなサイドチェンジを何度も通して、左足の精度はさすが。ただ、ひとつ難点を上げると、CKで一度もドンピシャがなかったのが気掛かり。ニアに拘って、全部引っ掛かってたのが解せない。
中央CB キムミンテ
3バックの中央で、後方からの繋ぎのパスで3回くらいミスをしてピンチを招いてました。不用意なファールもあって、次は先発落ちも有り得るくらいの出来かと。ただし、強化の方針としては根気強くスタメンで使っていく可能性もあり。次節のミンテの扱いは注目。
右CB 進藤亮佑
ミシャ式のパスサッカーにフィットするか冷や冷やしながら見てたけど、致命的なミスはゼロだったので一安心。後半終盤の無回転ミドルはポテンシャルの片鱗を見せるも、GKド正面で持ってない。一回、何でもないシーンで空振りがあって、ピンチに繋がらなかったのは、幸運。じっくり育てていきたいユース出身のホープ。
ボランチ 宮澤裕樹
昨年に続いてのキャプテンマーク。クオリティとしては、良い意味でも悪い意味でも、特に目立たず。縁の下の力持ち的存在。でも、もっとやれるはず。
ボランチ 深井一希
出色の出来。ミシャ布陣のレッズ時代における阿部勇樹のポジション(攻撃の時に最終ラインに降りてきて司令塔になる役割)を卒なくこなす。懐が深く、視野も広いので、中盤での繋ぎの場面でも相手背負った状態で判断ミスがほぼゼロでボールを捌けてた。中盤の核となる選手。怪我せず1年稼働する姿を見たい。
左WB 菅大輝
ポテンシャルはあるんだけど、やっぱメンタルだと思うのよね菅くんは。おどおどしてプレーしてるのがスタンドから見てもわかる。もっと積極的にいっていいと思うし、ジェイに「パス出せ!」って怒られてもひよったりせずに、「シュートコース空いてたから打ったんだよ何が悪い!」と言い返せるくらいの鋼のメンタルが欲しい。ミスして負のサイクルに入るの止められれば、化けると思うんだけど。。
右WB 駒井善成
はじめて90分ちゃんと見たけど、右サイドの三好、進藤との連携がいまいちだったので、評価が難しいところ。個での打開ができて、クロスまでいける選手なので、周りの選手と呼吸があってくれば面白いと思う。
左シャドー チャナティップ
今日の出来だとさすがにスタメンは厳しいと思う。次節スタメン落ちも有り得る。左からのクロスにドフリーでヘディング合わせるも、力なくGKにキャッチされたシーンを見ると、2シャドー両方に技巧派揃えるのはちょっとどうなの?と思ってしまった。
右シャドー 三好康児
札幌の11人の中ではMVP級のクオリティ。特にドリブルが攻撃のアクセントになってたし、惜しいミドルもあったし、1月にU-23 AFC選手権で日本代表の背番号10を背負って実戦を積み重ねてきただけあって、コンディションが違った。何事にも動じない鋼のメンタルの持ち様について、菅君に教育してほしいw
CF ジェイ・ボスロイド
前半頭で惜しいヘディングシュートがあった。絶好調のジェイなら決められてたかも。中盤に降りてきたり、サイドに開いてクロス上げたり、好き勝手やってて、もうちょっとセンターフォワードとしての役割に足かせをして、ゴール前にどんと構えさせておくスタイルの方が良いと思う。
途中交替 左WB 石川直樹
後半に菅大輝と替わって入って、左サイドが一気に安定した感はある。総合的なスキルで言うと、石川>菅という式が後半で証明されましたが、ミシャが「菅を長期的に育てる」という方針なら、序列は変わらないかも?
途中交替 ボランチ 小野伸二
後半に深井一希と交替で入るも、そこまで違いを見せられず。時間が短い稼働の中で、どこまで輝きを見せられるかが課題。
途中交替 左シャドー? ヘイス
後半にヘイスがチャナティップと替わった後、フォーメーションがそのままだったのか、ジェイと2トップ気味になったのかちょっとわからなかったですが、まず守備を全然しないので、スタメンで使うのはリスクあるなと。1本、惜しい切り込みがあったけど、まだコンディションが整ってない感じ。
今日の札幌ゴール裏で印象的だった場面。前半に失点した時コールリーダーが「失点上等だろ!」と煽った。昨季はあまり見なかったシーン。今季コンサドーレはミシャを新監督に迎え、攻撃重視の戦術への変革に着手。現場が変わろうとしてるんだから僕らサポーターもメンタルの持ち様を変えないといけない
— 村上アシシ (@4JPN) 2018年2月24日
ゴール裏もまだミシャ式の繋ぐサッカーに慣れてないので、最終ラインで危なっかしく繋ぐシーンでちょいちょいざわつくとこがあって、僕らのサッカーの見方も変えていく必要があるなと感じました。
次節セレッソアウェイ(3/2金曜19時キックオフ)は、金曜14-15時の東京の会議を終えて、速攻で新幹線に乗ってキックオフぎりぎり到着予定です!
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最後に告知。
2017年12月にビジネス本を上梓しました。
村上アシシのプロフィールはこちら。