明治安田生命J1リーグ第13節、北海道コンサドーレ札幌対名古屋グランパスをDAZN観戦。ハイライトはこちら。
🎦 ハイライト動画
🏆 明治安田生命J1リーグ 第13節
🆚 札幌vs名古屋
🔢 0-0#Jリーグ#北海道コンサドーレ札幌vs名古屋グランパス
試合レポートはこちら👇https://t.co/Mw3kd7e6oH pic.twitter.com/36n0bVVGGS— Jリーグ (@J_League) August 29, 2020
札幌は5戦勝ちなしで、前節はマリノス相手に球際負けまくっていたんですが、今節はCBのスタメンにキムミンテを起用し、強度の高い守備を披露。特に名古屋FW金崎との火花が散るようなマッチアップは見応えがありました。
どちらのチームにも決定機がありましたが、スコアレスのまま後半アディショナルタイムへ。最後の最後で「ドラマ」が待っていました。
なぜPKを蹴る前に選手交替をしたのか?
後半48分56秒に、札幌MFルーカス・フェルナンデスと名古屋FW相馬が名古屋のペナルティエリア内で競り合った時に、相馬の広げた手にボールが当たって、札幌がPKを獲得。
その後、PKポイントにボールを持っていったのは、PKを獲得した本人、ルーカス。
ルーカスとしてはすぐ蹴りたいような素振りでしたが、札幌ベンチはPKの前に、2枚の交替カード(菅→金子、チャナティップ→進藤)を切ります。
しかも2枚同時ではなく、先に金子が入り、2人目の進藤の方は、ピッチに入るまで相当時間がかかっていました。
最終的に笛が鳴ってからルーカスがPKを蹴るまで167秒(2分47秒)もかかりました。
結果はハイライトにある通り、ルーカスはゴール中央に弾道低めのボールを蹴り、名古屋GKランゲラックは見事セーブ。試合はそのままスコアレスで終了。
PKって心理戦の要素が非常に高いので、キッカーの待たされる時間が長くなれば長くなるほど、プレッシャーが重くのしかかります。DAZNで観戦していたサポーターとしては、PK前の2枚替えは本当に必要だったのか、疑問が残りました。
試合後のツイートで「PKまで時間がかかった理由」を推測
現地観戦していたサポーターがこんなツイートをしていました。
最後の交代カード、本当はルーカスに替えて進藤が入る予定が、ルーカスがPKを譲らないもんだから大混乱の図です
結果、チャナと交代
そしてPKルーカスが外巣という最悪の結果でミシャキレて帰っちゃった😓 pic.twitter.com/yAMrkFYYlu— ツジモト@目標はJ1タイトル獲得! (@tsujimocchan) August 29, 2020
進藤と交替する選手は元々、ルーカスだったようです。結果的にチャナティップと替わる形に変更されたそうですが、この混乱のせいで時間がかかったとのこと。
ちなみに試合後の監督インタビュー、ミシャは「体調不良」を理由に欠席。替わりに四方田ヘッドコーチが対応してました。
ジェイは試合後の取材で以下のように答えています。
★8/29土 名古屋 #ジェイボスロイド④「PKは蹴りたかったが、その前に相手とぶつかった時に相手の膝が腰に入ってしまって、蹴って決められる自信が無かったので、ルーカスに自信を持って蹴ってくれと言った。結果は残念だったが、ルーカスは悪くない」
— コンサラボ/UHBコンサドーレ取材班 (@UHBconsalabo) August 29, 2020
試合翌日の野々村社長のコメントで真相が明らかに
で、試合翌日の8月30日午後にコンサドーレの野々村社長がトークイベントに参加して、このPK前の交代劇について真相を語りました。
野々村社長が話していた昨日のPKについて。
ミシャはキッカーにドドを指名していたが、通訳が交代選手の対応にまわっており、ミシャの指示が選手に伝わらず。
ルーカスは蹴る気満々。ルーカス以外の選手は
「ルーカス蹴る気満々だし、下手なわけでないし、ミシャ言ってんのよくわからんし」— ちょま@篠路ブリザード・千代田丸強 (@chyomaru) August 30, 2020
ドドとはドウグラスオリヴェイラの愛称。ミシャとしてはPKをドウグラスオリヴェイラに蹴らせたかったんだけど、ベンチワークが混乱して、それがうまくピッチ内の選手たちに伝わらなかった模様。
試合直後のジェイのコメントを見ても、その指示が伝わってなかったのは明白。
コンサドーレの場合、まず杉浦通訳がミシャの発言を「ドイツ語→日本語」に翻訳して、その後にウリセス通訳が「日本語→ポルトガル語」に翻訳する形になるので、こういうコミュニケーションミスが起きやすい環境ではあるとは思うんですが、それがよりによって後半ATの勝負を決めるPKキッカー選定の場面で露出してしまったのは、痛恨だなと。
野々村社長も「クラブとしてまだ甘さがある」的なコメントをしていたようなので(上記ツイートをした本人に聞いた)、ベンチワークの課題は今後修正していってくれることでしょう。
以上!
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— 村上アシシ (@4JPN) August 29, 2020