5月26日はロンドンのクレイヴン・コテージ(フルハムのホームスタジアム)で、欧州女子チャンピオンズリーグ決勝、リヨン対ポツダムの試合を現地観戦してきました。
ヒースロー空港の近くなので、上空によく飛行機が飛んでました。
収容人数は22,000人ほどのスタジアムなんですが、雰囲気が独特な、プレミアらしいスタジアムでした。何が独特かって、ピッチとスタンドの間に檻やら溝やらがないんです!
この高さ50cmの柵を乗り越えたらすぐそこがピッチという臨場感たっぷりの造り。
ちなみに僕、欧州ではドイツ、イタリア、オランダ、フランス、スペイン、アイルランド、セルビアなどでサッカー観戦してきてますが、恥ずかしながらイングランドでスタジアム観戦するの、初めてだったんです。
イングランドではヒルズボロの悲劇以来、スタンドの構造見直しとフーリガン対策が進んで、欧州の他国とは全く異なるスタジアム運営方法になっているとか。
ここら辺、ロンドン在住のジャーナリスト、原田公樹さんから聞いた話も含め、僕が実際に体感してきた経験談も交えつつ、欧州各国のサッカー文化について、僕の想うところを今週末6/4の講演会でアツく語りたいと思います。講演会の詳細はこちら。
今日の目的はなでしこジャパンのエース永里優季の勇姿を見るためだったんですが、何とスタメン発表を見ると、ベンチ外。。
南アやカタールで一緒にサッカーした日本人カメラマンの人達も、永里ベンチ外に肩を落としていました。
永里選手がジャージ姿で、ピッチ脇でチームの練習を眺めてたんで、声をかけてお話しさせて頂きました。
ピッチ脇で笑顔に写真撮影に応えてくれる永里選手。
「なんでベンチ外?」と聞くと、「試合前日に打った痛み止めの注射の打ち所が悪かったらしく、膝下が麻痺して、足首を手前に伸ばせない」という衝撃的回答。ニュースにも取り上げられてました。
ベンチ外だったとしても、優勝したらセレモニーに出るというので、この日の丸を後で貸す事を約束。
んでもって選手入場。
リヨンの背番号10が美人だったのでパシャリ。wikiはこちら。
前線に永里選手を欠いたポツダムは攻めのパターンが単調で、試合はリヨンペースで進み、先取点はリヨン。その後、後半にも追加点を決められ、ポツダムは何としてもゴールが必要な状態なのに、90分通して選手交代ゼロ。
結局試合は2-0で終わり、欧州一の座に輝いたのはリヨンでした。
去年のCL決勝も同じ組合せで昨季はポツダムがPK戦の末優勝したんですが、今季はリヨンがリベンジを果たした形
試合後、日本人サポーターのサイン依頼に快く応える永里選手。
準優勝の銀メダルを持って記念撮影。
それにしても、痛み止め注射で足が麻痺とか聞いた事ないんですけど。。しかもCL決勝の大一番前日とか、有り得ない。。
そんな状況でも、気長に振る舞っていた永里選手は、素直に凄いです。
次こそは僕が持ってきた日の丸をマントにして、優勝セレモニーに参加してほしいなと。
女子ワールドカップも来月ドイツで開幕するんで、僕は行けるかどうかわかりませんが、是非頑張ってほしいです。