神戸2-3札幌 誤審疑惑のシーンについてジャッジリプレイ放送前に解説してみる

今日もJリーグをDAZN観戦。ヴィッセル神戸対北海道コンサドーレ札幌。

ハイライトはこちら。

3-2で札幌の勝利。

ただ、得点やPKに直結する誤審疑惑のシーンが複数あり、どちらも神戸側に不利な判定となったため、神戸サポーターの多くがお怒りのようです。きっと週明け火曜にDAZNで先行配信されるJリーグジャッジリプレイで取り上げられると思いますが、その前に当ブログで解説しようと思います。

ジェイのゴール判定は誤審ではないか?

まずは1-1のスコアからジェイのゴールで札幌が勝ち越すシーン。得点が認められた後、神戸の5-6人の選手が主審と副審を取り囲んで猛抗議してましたが、得点は認められました。

ジェイの得点シーンは、以下の3つの論点があると思います。

1.ヘディングで競ったシーンはジェイが肘打ちをしており、ファールではないか?
2.ジェイのヘディングは結果的にジェイの手に当たっており、ハンドではないか?
3.そもそもゴールラインを割っていないのではないのか?

3番は真横からの映像がないので、真横から見ているアシスタントレフリーの判断を支持したいなと(証拠となるファクトがない状態で第3者が文句言うのは良くない)。

問題は1番と2番で、VTRを見る限り、肘打ち&ハンドのダブルコンボですね。。火曜のJリーグジャッジリプレイでも、「誤審」という判断が下されると僕は予想します。

試合後の神戸GK飯倉の発言によると、主審はこのシーン、見えていなかったと発言しているそうです。

東城主審と会話を交わしていたGK飯倉大樹(33)は「トーマス(フェルマーレン)に肘が入っていて(ボールが)手に当たっていたのは『見えなかった』と話していた」と明かした。

たしかに上記映像を見る限り、審判とボールの間に神戸の選手が立っていて、死角になっていたように思います。じゃ死角にならないよう、ポジショニングし直せよって話なんですが、90分全てのプレーを全部目視せよってのは限界もあるわけです。

誤審は誤審なんですが、運用ルール適用のミス、たとえば昨年最終節のアディショナルタイム19分取ってしまった致命的なエラーとかと比べると、今回の誤審は「起こり得る」もので、審判委員会からの割り当て停止などの措置は行われないレベルの誤審かなと個人的には思います(ちなみに誤審を正当化する話ではなく、誤審の深刻度の話をしています)。

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白井の「ハンド」はPKではないか?

続いて、3-2のスコアで終盤に差し掛かった時の白井の手に当たった疑惑のシーン。

味方のクリアボールが、ペナルティエリア内にいた白井の右手に当たってタッチラインを割り、ハンドの判定とはならずにコーナーキックの判定となりました。これも神戸の選手が主審を取り囲んで猛抗議してましたが、判定はそのままでCKからプレーは再開されました。

今夏に改定されたJFAの競技規則を見てみましょう。

(改定の意図について)依然として”意図のある“ハンドは反則であるものの、ボールが”偶然“手や腕に当たった時の反則についてより明確にした。

つまり、偶発的にボールが手に当たった場合、ハンドの反則を取らないという基準を明確にしたというわけです。詳しく見てみましょう。

【意図的ではなく(偶発的に)手や腕にボールが触れた‐ハンドの反則とはならない状況】
・通常、競技者自身、また近くにいた他の競技者の頭または体(脚・足を含む)からのボールが手や腕に向かってきた場合、ボールとの接触を避けることは不可能であることが多いためハンドの反則とはなりません。
・ただし、既に手や腕が「肩の高さより上にあった場合」や「肩から水平方向に大きく伸ばされている場合」、更には、肩より高くなくても「手や腕を用いて体を不自然に大きくしている場合」に、近くにいた別の競技者の頭または体(脚・足を含む)からのボールが手や腕に当たった場合はハンドの反則となります。

1つ目の条件「近くにいた他の競技者からのボールが手や腕に向かってきた場合」にこのシーンが該当するかというと、まさに2-3mの至近距離から進藤のクリアボールが手に向かって飛んできているので、これは「該当する」という判断が妥当かと。

2つ目の例外条件は3つあるので、手に当たったシーンの静止画を用いて、ひとつひとつ検証します。

・肩の高さより手が上にあった場合→肩より下に手があるので、該当せず
・肩から水平方向に手が大きく伸ばされている場合→脇を閉じた状態なので、該当せず
・肩より手が高くなくても手や腕を用いて体を不自然に大きくしている場合→当たったタイミングはごく自然な体勢なので該当せず

ということで、このシーンは正しいジャッジだったと僕は考えます。火曜のJリーグジャッジリプレイでも、上川さんが審判の判断を支持することになると思います。

ちなみに酒井高徳は試合後に以下のような発言をしています。

DF酒井高徳(28)も「審判がどうこうと言うべきではないと分かっているけど」と前置きした上で「(東城主審が)『ハンドしたのは分かった』と言っていた。でも『ハンドじゃない』では意味が分からない」と語った。

これは「手に当たったのは認識したが、ハンドではない」という意味だったと思います。こういう誤解はしっかり試合後に選手と審判が会話することで解いてほしいなと思う次第です。

個人的な意見ですが、もう「ハンド」という名称をやめた方がいいんでないかと。意図的に操作するという意味の「ハンドリング」という名称に変えれば、選手も観客も根本的に見方が変わると思うんですがいかがでしょうか。

誤審は起こり得るもの

結論としては、2つの疑惑のシーンは、ひとつが誤審、ひとつが正しいジャッジだったということにJリーグジャッジリプレイでも判断がなされるんじゃないかなと思っています。

プロ野球やテニスのように、さっさと映像による判定も組み込めよって話もありますが、FIFAの利権によって、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度とゴール・ライン・テクノロジー(GLT)の導入以外に認められていないという背景があります。

VARは研修が必要だし、GLTなんてとんでもない金額がかかります。

誤審で不利を被った側は、そりゃ納得いかないと思いますが、もうサッカーの仕組み自体が「誤審は起こり得るもの」となってしまっている点を理解した上で、まだまだサッカーという競技は過渡期にあるんだなと言う認識で、まったり試合観戦するのが精神衛生上もよろしいんじゃないかなと思っています。

以上!

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村上アシシ

1977年札幌生まれ。職業は経営コンサルタント・著述家。「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルを2006年から継続中。南アW杯出場32カ国を歴訪した世界一蹴の旅を2010年に完遂。サッカー日本代表を追いかけて世界中を旅してます。Jリーグではコンサドーレ札幌のサポーター兼個人スポンサー。詳細のプロフィールはこちら

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