【問題提起】なぜコンサドーレ札幌は怪我人続出の状況を改善できないのか?

2012年のJ1前半戦が終了したので、今季のコンサドーレ札幌の戦績を振り返りつつ、ひとつ問題提起をしてみます。

17戦1勝1分け15敗の勝ち点4。得点10、失点38。勝率6%、敗戦率88%。1試合平均シュート数は8.5、被シュート数は15.8。

折り返し地点での勝ち点4はJ1史上、2009年の大分に並ぶシーズンワーストタイだそうです(ソースはこちら)。

この低迷には様々な要因が挙げられると思いますが、僕が最も重要度の高い問題としてとらえているのが、「怪我人の多さ」です。

日々のニュースで「札幌に怪我人が多いらしい」ということを知っているJサポも多いとは思いますが、ここに定量的なデータを提示しときます。

公式サイトのプレスリリースから怪我人発表のデータを引っ張ってきて時系列で一覧化してみました。

これは当然ながらトップチーム所属の選手のみです。怪我人一覧ではなく、怪我一覧なので、複数回怪我してる人は何度も出てきます。

今や、FW前田俊介、MF河合竜二、GKイ・ホスンと、我がコンサドーレの主軸を形成する前線、中盤、守備の要がこぞって戦線離脱中。

シーズンが始まって約4か月。平均すると1週間に必ずひとり怪我している計算になります。しかも負傷名を辿ると、肉離れが8回も出てきます。榊翔太なんて左足を2回やっちゃってます。

「たまたまですよ」では済まされない回数です。

怪我人が多発する要因として、北海道は寒いから怪我しやすいとか、上位と対等に張り合うために負担のかかる厳しいトレーニングをしてるとか、色々と挙げられるとは思いますが、フロントはその要因をつぶさに分析した上で、目に見えた対策を取っているのでしょうか?

PDCAサイクルなんてこのご時世、高校生ですら知ってる用語なんで、今更説明するまでもないとは思いますが(わからない人はこちらのリンクをお読みください)、怪我人が続出している現状をCheckし、徹底的な原因分析を行い、その問題を根本から解決するための明確な対応策をActionして、初めてそのサイクルは正常に回り出します。

プロの世界なんだから、結果を出さないといけないんです。なぜこうも4か月間も延々と怪我人続出の状態に歯止めをかけられないのか。

コンサドーレの選手が怪我する度に嘆きツイートを連発していると、友人の鹿島サポがこんなツイートをしてきたこともあります。

[blackbirdpie url=”https://twitter.com/hiraku_m/status/200925636066418688″]

これは一例ですが、とにかく解決方法は様々なものが挙げられるはず。僕はフィジオの資格などを持っているわけではないので、特効薬となるような妙案を持っているわけではありません。

ただ、フロントの人達はその領域のプロなはず。選手だけではなくフロントもプロフェッショナルの意識を持って、怪我人の数が目に見えて少なくなる結果が出るまで、徹底して怪我防止の策を練って、実行に移してほしいです。

そりゃー怪我人減らせば強くなるわけではありません。そんなことは百も承知ですが、1週間に1人戦線離脱する、この土台がぐらぐらな状態を放置していては、強化も何もできないと僕は思うんです。

選手はクラブの財産なんです。酷使しすぎて壊しちゃってすんません、では決して済まされないんです。

いちサポーターからの切実な願いです。よろしくお願いします。m(_ _)m

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