1月23日にブラジルに入国しています。今日1月25日は、ワールドカップの開幕戦が行われるアレーナ・デ・サンパウロ(コリンチャンスの新しいホームスタジアム)を視察してきました。
コリンチャンス・イタケラ駅を降りたらすぐです。
この試合会場は、昨年11月下旬に崩落事故が発生し、作業員2名が死亡したところです。(当時のニュースはこちら)
なんと2カ月経った後でも倒壊した鉄骨はそのままでした!
パノラマで撮影するとこんな感じ。右の赤い建物がメトロの駅です。
左手から裏に回ってみると、スタジアム脇の敷地もまだ工事中でした。
芝生をはる前に、整地する作業でしょうか。
左手に回って、別の角度から事故現場を撮影
バックスタンドの剥がれた壁が生々しい。。
裏手ではコリンチャンスサポーターがグッズを柵に貼り付けていました。
エンブレムがカッコいい!
2012年に日本で開催されたクラブワールドカップで世界一になったのは記憶に新しいです。
駅から反対側のゴール裏サイドまで来てみました。あれ?ゴール裏のスタンドがない?
前の記事を読むと94%工期が終わってるって書いてたけど、ゴール裏のスタンドが見当たらない。。
と疑問に思って、斜めからピッチを覗いてみると、謎が解けました。
掘りごたつ形式で、ピッチが下にある構造上、ゴール裏スタンドが隠れていただけでした。
さすがにスタジアムの中には入れないんですが、周りには建設状況を見学に来ていたコリンチャンスサポーターや観光客が多くいたので、片っ端から「英語話せますか?」と聞いて回りました。(ブラジルは本当に英語通じないんで。。)
この陽気なコリンチャンスサポーターたちは全く英語話せないので、記念撮影だけ済ませましたw
やっと英語を話せるブラジル人を見つけて、色々と質問をぶつけてみたところ、
・完成は今のところ4月の予定
・今は8時間3シフト制の24時間体制で作業をしている
・事故現場の撤去作業は明日
とのことでした。関係者なのか、ニュースで読んだ事をただ伝えてくれただけなのかはよくわからずw
休憩中の作業員も捕まえて、記念撮影してみましたw
出身はハイチだそうです。母国語はフランス語ですが、英語も話せました。
現地のブラジル人のほとんどは、片言の英語ですら話せないのに、出稼ぎ労働者の方が語学力あるってどういうことよ!w
あと、敷地入口の警備員にユニフォームを指差されて、「ジャポン?」と聞かれて「イエス」と答えると、「カシマ!」と声かけられました。「ノーノーノー!サッポーロ!」と宣伝しておいたんですが、さすがにブラジルでは鹿島アントラーズの知名度が圧倒的であることを思い知らされました。
最後、オマーンのU-22アジア選手権からそのまま持参した奈良と荒野の弾幕をはって記念撮影!
2016年に開催されるリオデジャネイロ五輪に必ずや日本代表が出場し、我が札幌から奈良と荒野が選出されることを願って!
リオ五輪と言ってもサッカー会場は他の都市で行われるため、ここサンパウロでも開催されることでしょう。この願掛けが叶えば、2年後にまたこの横断幕、この地に持ってきますから!
スタジアム裏手の道路はまだ基礎工事の段階でした。
帰り道。ブラジルの夏空はホント、地平線の先まで綿雲が連なっていて、空が果てしなく広いんです。
開幕まで残り4カ月半で、これから事故現場の修復作業に着手し、敷地外の整備状況もまだまだという状況で、これは本気で大丈夫なのか心配になってきました。。
以上、現場からお送りしました!