コンサドーレ札幌の2015年シーズンのホーム開幕戦をスカパー!でテレビ観戦しました。試合を見終えて思うところがあるので、ブログを書きます。
試合前のゴール裏のコレオグラフィーは圧巻でした。
今日は18,086人が札幌ドームにつめかけました。昨年のホーム開幕戦の動員数が16,064人なので、13%増。稲本潤一効果といったところでしょうか。
第1節は栃木SCのアウェイ戦で、内容は全然駄目でしたが、FWナザリトのフィジカル頼みのサッカーで2-1で勝ちました。
その試合内容を見て長崎の高木監督は対策を練ってきたのか、今日第2節は全く持って試合をさせてもらえませんでした。
札幌0-1長崎、試合終了。後半17分に札幌の宮澤裕樹が抜かれた相手に腕をかけて2枚目イエローで退場。とにかく酷い試合。内容ゼロ。この試合、初めてスタジアムに来た”ライト層”の心を掴む試合が全くできず。残念。
— 村上アシシ (@4JPN) 2015, 3月 15
90分通してのシュート数は3本。ペナルティエリア内で放ったシュートはゼロ本ではないでしょうか。
崩し切っての決定機は皆無。 今日は前の試合で通用した「縦ぽんサッカー」が全く機能せず、絶望的な糞サッカーとなりました。
道内では地上波(UHB)でも生中継があったので、普段コンサドーレを見ない人も試合を見たと思いますが、こんなんじゃライト層の心を掴めるわけがありません。
そもそも、今季の開幕2試合を見て疑問に感じたことがあります。
野々村社長が標榜する「美しいサッカー」とはどこへ行ったのか?
野々村さんは昨年5月にこんな文章を公式ウェブサイトに載せています。
小野伸二や稲本潤一は、そういった野々村社長が目指すパスサッカーの哲学に共感して、わざわざ他クラブのオファーを断ってJ2の地方クラブに来てくれたんじゃないのか?
フィジカルモンスターのナザリトにイーブンのボールを配給して、とりあえず行ってこいのサッカーしか引出しがないというのは、もう致命的ではないか?小野伸二の離脱というのは確かに痛いが、パスセンス溢れる選手、ドリブルで個で勝負できる選手など、札幌の育成組織上がりのポテンシャル溢れるプレーヤーは他にもたくさんいるはず。
戦術面の話をすると、「ナザリトと都倉賢の共存」ってのは結構難しい課題だと思ってますが、早くも2試合目で浮き彫りになりました。
ワントップにナザリト、2シャドーに都倉、宮澤という時点で、誰も相手DFの裏を取る仕掛けができない布陣になってしまって、限界を感じました。古田寛幸や榊翔太など、スピードを武器にする選手起用も是非考えてほしい。
次の第3節福岡戦は、そこら辺の戦術の見直し部分も含めて、しっかりこの1週間で立て直しを図ってほしいです。
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村上アシシのプロフィールはこちら。(先日更新しました)