清水3-1札幌 田中駿汰の退場シーンを振り返る 2枚目のイエローは妥当なジャッジか?

明治安田生命J1リーグ第9節、清水エスパレス対北海道コンサドーレ札幌をDAZN観戦。ハイライトはこちら。

この試合の重大な局面は、後半頭から入った札幌DF田中駿汰がイエローカードを立て続けにもらって18分間のプレーでピッチを去った場面かと。

1枚目のイエローは、後半9分。上のハイライト映像にはないですが、駒井の不用意なボールロストで相手のカウンターになる場面で、田中駿汰がプロフェッショナルファウルをした格好。これはしょうがないイエロー。

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2枚目イエローカードの妥当性は?

問題は後半18分の清水FWカルリーニョスに対するファウルで2枚目のイエローをもらったシーン。上のハイライトだと0:48からの場面。一部の札幌サポが審判に文句を言っているようですが、これはイエローカードが妥当です。

競技規則の110pから引用すると、「相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止するために反則を犯す」とイエローカードが提示されます。

このシーンを見ると、FWカルリーニョスはマークに来たDF田中の逆をついて、うまく反転。ボールに触らずにそのまま裏に抜けようとしますが、田中の足に引っかかって転倒。

そのまま裏に抜けていたら、前方に広大なスペースがある状態なので「大きなチャンスとなる」と考えるのが妥当です。つまりイエローカード提示は至極真っ当なジャッジかと。

マリーシアなブラジル人FW対策を練習に取り入れるべきでは?

カルリーニョスが興味深いコメントを残しています。

ボールをもらう前に後ろを見ていたら、イエローをもらっている選手だということを思い出して、狙いにいこうという動きでした。

まさにブラジル人らしいマリーシアな(ずる賢い)プレーだなと。大卒ルーキーの田中駿汰は、その「罠」に見事にはまってしまった格好。

前節の神戸戦でも田中駿汰はブラジル人FWドウグラスと対峙する場面で判断ミスをして、失点に直結するシーンがありました(詳細は前節のブログを参照)。

フィジカルが半端ないブラジル人、対人プレーの駆け引きが上手いブラジル人、それぞれと対峙する時のノウハウって色々あるわけで、それをミーティングでインプットするだけでなく、対人プレーの実践練習(いわゆる守備練習)も必要だと僕は思うんですが、いかがでしょうか?(前のブログと同じ結論になってしまい、すみません)

フィジカルゴリゴリ=アンロペ、駆け引き上手=ルーカスと、チーム内にお手本となる選手がいるわけです。

ミシャが頑なに守備練しないって話はよく聞くので、四方田ヘッドコーチが別枠で個人指導とかする形で、うまくPDCAサイクル回してほしいなと切に願います。

試合の約3分の1の時間帯で数的不利だったのに、ポゼッションで札幌が上回った形になりました。1-1イーブンの時間帯に2回ほど札幌にビッグチャンスがあって、そこを決め切れていれば・・・という展開でした。

次戦は川崎戦。2連敗と流れが悪いですが、気持ちを切り替えていきましょう!


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