先日、こんなツイートをしました。
ユニクロのドライパジャマってのが割引で780円になってたからポチったんだけど、肌触りが凄く気持ちいいし、何よりTシャツとズボンとをボタンで止められて、シャツがはだけてお腹冷えるのを防止する、子供を思いやる仕様になってて、そりゃユニクロの株価、この10年で5倍に化けるわって妙に納得してる pic.twitter.com/m9QGuhObph
— 村上アシシ (@4JPN) June 26, 2020
嫁もすごく気に入ってたので、別カラーの同じパジャマを買いに、6月19日にオープンしたばかりの銀座の新旗艦店に行ってみました。
有楽町駅から徒歩2分、マロニエゲート2の1~4階が改装されて、ユニクロの新しい旗艦店に生まれ変わりました。
で、売り場を回っていたところ、スタッフを3人ほど引き連れて、見たことのある人がフェース棚をくまなくチェックしている現場に遭遇。
コロナデフレの恐怖:コロナ後の今、日本企業は目先の利益よりも社会的使命を重視すべき=柳井正(ファーストリテイリング会長兼社長) | 週刊エコノミスト Online https://t.co/Rk8TSZ3j1j
— 週刊エコノミスト編集部 (@EconomistWeekly) June 17, 2020
そう、どの角度から見ても、この人(↑)なんです。マスクをしていたので口元は見えなかったんですが、目だけでわかりました。
柳井正さん。ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。フォーブスの長者番付によると、日本1位の資産家。
こういう機会に遭遇した時、僕はいつも突撃するスタイルです。
お仕事中であることに配慮しつつ、「すみません、柳井さん。いつもユニクロ愛用しています。本も読んでます」と手短にお声がけさせていただきました。そしたら柳井さんは「あ、ありがとうございます」と会釈してくれました。
サッカー選手と遭遇したりしたもんなら、以下のような感じでツーショット写真をお願いするのが定番なんですが、、
さすがに柳井さんに対しては、「写真撮ってもいいですか?」なんてお願いできませんでしたw
どう表現すればいいのか難しいんですが、実業家界隈で柳井さんは「雲の上の存在」過ぎて、恐れ多くて委縮してしまった感じです。
2兆円企業のトップが売場の陳列状態をチェックする凄み
3人引き連れて柳井さんが店内を回っていたんですが、僕の仮説だと1人は本部の付き添い、1人は旗艦店の店長、もう1人は売場毎の責任者って感じの隊列でしょうか。
店長がそれぞれの売場を案内しつつ、柳井さんが商品を実際に手に取りながら、店長っぽい人に色々と質問してました。僕が見たシーンは、定番の靴下売場をくまなくチェックして、靴下の陳列状態について何か指摘しているところでした。
ちょっと考えてみてください。年商が2兆円越え、社員数も5万人を超えるメガ企業のトップが、店舗の売場に実際に出向いて、1商品の陳列状態についてフィードバックするって、凄くないですか?
旗艦店のオープン直後という事情はあるにせよ、僕は柳井さんの経営哲学を垣間見た気がしました。どんなに会社が大きくなったとしても「現場命」なんだなと。
なんとなく新店舗行ってみようと気軽に立ち寄っただけなんですが、非常に学びのある現場に遭遇できて、幸運でした。
ちなみに僕はユニクロファン
ここからは雑談なんですが、世界中を旅しながら僕はよく、ユニクロ立ち寄ってます。
ユニクロはソウル・明洞の一等地に出店してます。 pic.twitter.com/OZuaoCtkRp
— 村上アシシ (@4JPN) October 2, 2014
ブリュッセルにもユニクロ pic.twitter.com/v7zMwly6Ji
— 村上アシシ (@4JPN) November 11, 2017
モスクワにもユニクロ pic.twitter.com/JOcp0cuU7g
— 村上アシシ (@4JPN) June 20, 2017
南アW杯出場32カ国を巡る世界一蹴の旅の最中にも、オープンしたてのパリの旗艦店に立ち寄りました。
毎年春の新人研修講師では、よく柳井さんが執筆した「一勝九敗」の話をして、とにかく負けてもいいから勝負に挑む姿勢の重要性を説いてます。
こんな感じで僕はもう、商品が好きとかそういう次元を超えて、ファーストリテイリングがグローバルで展開するビジネスそのもののファン、と表現するのが一番しっくりくるのかなと。
今後、コンサル仲間には「俺、柳井さんと話したことあるよ!」と何度も自慢しようと思いますw
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