コンサドーレは2025年シーズン、J2リーグを舞台に戦うことになりました。
J1で残留争いをした2024年シーズン、僕はXで時々、「もしJ2に降格したら」とか仮定の話を呟いてたんですが、その都度、過激派サポーターから「仮の話でもJ2の話はするな!」とかいう糞リプをもらっていました。
J1至上主義というか、J2に落ちたら地獄の始まりみたいな捉え方をしている人が意外と多いなと感じた次第です。
特にJ1リーグ4位(2018年)とか、ルヴァンカップ決勝進出(2019年)とか、5~6年前の躍進した時期からコンサドーレを応援し始めた人にとっては、昔札幌がJ2で低迷していた時期を知らないだろうし、J1よりも下位のカテゴリーにアレルギー反応を起こすのも、しょうがないことなのかもしれません。
ということで、今回のブログではJ2を舞台に戦う来季に向けて、心持ちがポジティブになるような話をしてみたいと思います。
フレーミング効果を利用する
J1しか眼中にない人にとっては、今季の成績は20チーム中19位。まさにヒエラルキーの底辺。そんな弱いチームを応援するのはしんどい。そういう気持ちもわかります。
でも、物事は捉え方次第で劇的に変わります。Jリーグに所属するプロのクラブ数は60個。J1からJ3までの全カテゴリーでみると、60チーム中19位。コンサドーレはJリーグ全体でみると、全然まだ上位のクラブなんです。
こうやって視点を切り替えて認知を置き換える現象を行動経済学の分野では「フレーミング効果」と言います。フレーム(枠)をどこに当てるかによって、人間の認知はポジティブにもなるし、ネガティブにもなる、というわけです。
前回J1からJ2に降格したのは12年前。当時の予算編成は一気に縮小されて、クラブの強化費もJ2の中で下から数えた方が早い位置まで落ちた上での再出発となりました。
今回の降格については色々と伝え聞く話を総合すると、来季の予算編成はそこまで縮小されず、J2上位の規模の強化費で船出できそうです(あくまで個人的予測)。
「J1で下から2番目で降格した。もうだめだ」と悲観的になるのではなく、「J2では上位の強化費で再出発。来季こそ勝負の年!」とポジティブに捉えて新シーズンを迎えることで、多くの札幌サポーターが前を向いて、モチベーション高くコンサドーレを継続して応援できると思います。
J2は地獄でもなんでもなく、コンサドーレが10年後、20年後に悲願のタイトルを獲得する夢を実現するためには必要なプロセスである。こういう認知の置き換えができれば、来季のJ2での試合をより前向きに楽しむことができるのではないでしょうか?
「フレーミング効果」、是非皆さんも体感してみてください。
この記事は、北海道コンサドーレ札幌 Advent Calendar 2024に参加しています。
「一口馬主はなぜ沼るのか?」というお題で馬主YouTuberの競馬チャンネルに出演させてもらったんだけど、脱線ネタで自分が応援しているコンサドーレが今季J2降格したけど、これもまた推し活の醍醐味、的な話を12:48くらいからしています↓https://t.co/AKmBYbNU94
— 村上アシシ (@4JPN) December 12, 2024
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