【現地レポ】選手のみならず、サポーターもレベルを上げていることを実感したオマーン戦

公開日: : 最終更新日:2014/04/04 サッカー日本代表

11月14日はマスカットで、2014ブラジルワールドカップ・アジア最終予選のオマーンアウェイ戦を現地観戦してきました。

午前中から体感温度が35度を超えるであろう酷暑の中、15:30キックオフの試合ということで、地元のスーパーで買ったチューペットをホテルの冷蔵庫で凍らせて、スタジアムに持参しました。

チューペット。北海道では別の言い方だったんだけどな。。

持ち物検査で没収される可能性が高かったので、女性サポの腰に固定して、日の丸マントを肩からかけて隠して入場。無事、セキュリティゲートを突破できました!

代表の強化と同じように、僕らサポーターもアウェイ戦での戦い方が年々洗練されてきてる感がありますw スタジアム内でゴール裏で声を張り上げるウルトラスのメンバーに配って、水分&糖分補給にかなりの効果を発揮しました。

試合前にオマーニとピースサインで記念撮影。今日も警備員にターバン巻いてもらいました。

練習を開始する前に、日本人エリアに挨拶に来る日本代表メンバー。

このオマーン戦、ピッチ外で俄然注目を集めていたのは、J2愛媛FCの準マスコットである一平くん。

UGとちょんまげ隊隊長ツンさんと記念撮影。

セキュリティチェックが超厳しい環境下、中東在住歴の長い現地在住の日本人の方(愛媛サポ)が、粘り強く交渉を続けて、何とかゲートを「突破」できたようです。

ということで試合開始。

ちなみに一平くんは、人前では着ぐるみを脱がないスタンスを貫いていました。日本人エリアがちょうどメインスタンドの屋根の影になってくれたおかげで、体感温度がちょっと下がってくれたのは幸運でしたが、それでも余裕で30度を超える暑さの中、この着ぐるみを一切脱がずに、ひたすら無言で怒涛の記念撮影依頼に丁寧に応える一平くんは、プロ中のプロでした。

ただし、そのプロフェッショナルの気概が続いたのも、前半10分くらいまで。試合開始前から1時間以上、ひたすら「営業活動」を続けていた彼は、熱中症の症状が出てきたのか、近くで見ていたちょんまげ隊に「☓」アピール。ツンさんに連れられて、スタンド裏のトイレに消えて行きましたw

そんなゴール裏のドタバタがあった中、清武の先取点が生まれ、日本人エリアもヒートアップ。ツンさんと一平くんは先取点のシーンを見逃した形になりましたw

前半は1-0で日本代表がリードした形で終了。

「仕切り直し」をしてきて、体力回復した一平くんとハーフタイムに記念撮影。

オマーン代表のマスコットであるドルフィンくんと柵越しに会話してましたw

んでもって後半開始。

後半になってくると、段々と陽も傾いてきて、ピッチに直射日光が当たらなくなってきます。

前半、スタジアムDJが会場全体に響き渡る大音量のマイクで応援を煽ってましたが、後半はリードされて意気消沈したのか、黙ってる時間帯が多くなってました。

しかし、後半32分、オマーンがFKから直接ゴールを決めて同点。360度包囲網でオマーン人の大歓声が響き渡り、スタジアムDJもまた張り切って大音量で煽りだす。これぞ、圧倒的なアウェイの雰囲気。

発煙筒がピッチに投げ込まれてました。中東なのに。。

この同点劇にもう会場全体のオマーン人がワッショイワッショイ状態だったので、僕ら500人くらいの日本人の応援もピッチに届く前に掻き消されるような雰囲気。それでも、僕らはひたすらバモニッポンのチャントを声を枯らしながら歌い続けました。たとえ声が届かなくても、僕らサポーターには声を出すことしかできないから。

すると、その「思い」が届いたのか後半44分。途中出場で入った左SBの酒井高徳が左サイドをドリブル突破し、クロスを上げたところを途中でトップ下にポジションを変えていた遠藤がヒールでコースをずらして、最後は岡崎が押し込んで、日本勝ち越し!今度は日本人エリアがワッショイワッショイ状態。それに対して、オマーン人はロスタイムも残ってるのに、帰り始める始末。

ザッケローニジャパンの右肩上がりの成長も目を見張るものがありますが、サポーターのアウェイでの戦い方、応援の仕方、メンタルの保ち方も共に世界で戦えるレベルに上がってきたように思います。

結果、ロスタイムをうまくクロージングさせた日本代表が灼熱のアウェイの地で、2-1のスコアで勝利。無事勝ち点3をゲットしました。

オマーン1-2日本。なぜか時間がロスタイムに入っても止まらず、90:09という表示で止まってましたw

試合終了後、ビジターエリアに挨拶に来る日本代表メンバー。

試合後、ちょんまげ隊の弾幕、「トモに ブラジルへ!」が掲げられました。テレビにも抜いてもらえたようで。

試合後のインタビューも終わって選手が引き上げたらすぐに、子供たちがピッチでサッカーを始めてましたw

中東という地なのに、今日も日本人エリアには女性の割合がとても多かったです。埼スタのゴール裏と同レベル。

でも、ホーム戦のゴール裏と明らかに違ったのは、応援に対するコミットメント。老若男女問わず、この暑い中、90分間スタンド総立ちで、ひたすら声を張り上げているサポーターが多いこと多いこと。声出しに疲れたご年配の方も、頭の上で手拍子したり、それぞれがそれぞれのやり方で、闘っていました。

僕はこのアウェイの一体感がたまらなく好きです。

ホーム戦のゴール裏も、レッズみたいに全員が「闘う集団」となって応援できるようになれば、更に日本代表は強くなるんだろうなと。

「ゆるサポ」を否定するわけじゃありません。でも、一度中東アウェイで隔離されたビジターエリアで、孤軍奮闘する「コアサポ」の煽りを直に受けてみると、「応援」というものに対する価値観が確実に変わると思います。

なので、ワールドカップ出場権獲得が懸かった3月26日のヨルダンアウェイ戦、是非現地まで多くの日本人に足を運んでもらいたいと僕は思います。

この歓喜を味わえば、日本代表の虜になること間違いなしです。

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書店に行っても在庫がないという苦情を幾つか頂いてますが、一素人が出版した本なので、そこまで刷ってません。県内の大型書店でお買い上げください!

最後になりますが、J-CASTで連載しているガチノマドコラム、第5回目をオマーンから上げました。お時間ある時にご覧ください。

「ノマドは営業しない」なんて実はウソだ――村上アシシの「ガチノマド」5箇条(5)
http://www.j-cast.com/kaisha/2012/11/14153821.html


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村上アシシ
村上アシシ

1977年札幌生まれ。職業は経営コンサルタント・著述家。「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルを2006年から継続中。南アW杯出場32カ国を歴訪した世界一蹴の旅を2010年に完遂。サッカー日本代表を追いかけて世界中を旅してます。Jリーグではコンサドーレ札幌のサポーター兼個人スポンサー。詳細のプロフィールはこちら

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