佐々木則夫監督の講演会に行ってきました

8月31日は朝日新聞社主催の佐々木監督の講演会に行って参りました。

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講演中は写真撮影禁止だったので、写真はこれだけ。というのも味気ないので4年前に世界一になった時、ドイツのホテルで一緒に撮った写真をあげておきます。

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長年サッカーを担当している朝日新聞の潮記者が聞き手になる形で、90分間「則夫節」を聞くことができました。個人的に興味深い発言をピックアップして紹介します。

・岩渕は大会前の怪我がなければ、レギュラークラスになれてたんじゃないか。
・3月のアルガルベカップは「良いこけ方」をしたと思っている。
・アメリカ代表のロイドにロンドン五輪決勝で2点、カナダW杯決勝でも3点決められた。親しい友人に「お前は間抜け男だ」と言われた。「はいその通りです」と答えた。
・ドイツW杯決勝で優勝を決めた直後、宮間は対戦相手のGKソロを慰めに行った。その行動を見て、次のキャプテンは宮間だと直感で思った。

最後の質問コーナーで興味深いやり取りがあったので、そのQAも紹介します。

質問「女性を指導する上で、女性特有の面倒くささと、男性よりもまさっていると思う点を教えてください」

則夫監督:「女性は男性に比べて、不平不満がある時、すぐ顔に出るのが特徴。例えばミーティングでこうしてほしい、ああしてほしいという指示をしたら、3分の1は納得してないとかが顔を見ればすぐわかる。でも、そういった細かいところにすぐ反応してくれるところを逆に今は利用している。まさっている部分は、ゾーンディフェンスを教えた時は男性よりも女性の方が理解度が高い点。味方のミスをハイパワーでカバーするのは、女性の方が圧倒的に強い。男性は自分で点取るって時にハイパワーを出す傾向がある」

最後に、講演中にずっと数えてたんですが、90分間で「逆算」という単語を5回使ってました。彼のマネジメントにおいて、ひとつのキーワードですね。

ということで、世界大会で3回連続ファイナリストという名将のお話は、色んな所で示唆に富んだものでした。リオ五輪に向けて、これからもなでしこジャパンを、則夫監督を全力で応援していきます!

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