※昔のブログから移行してきました
この日は21時から試合だったので、遅めの始動。今日も素晴らしい出会いがありました。
昼過ぎに、たまたま路駐したところが、美容院の前。
日の丸ラブワゴンから降りたら、美容院の中にいるおっさんが、「Come in! Come in!」と声をかけてきました。
とりあえずですね、中に入ってみたらですね、髪を切っているお客そっちのけで、いきなり我らジャパニーズサポーターと一緒に記念撮影。
あ、「そっちのけ」という表現はおかしいですね。髪を切っている客そのものを被写体として利用しています。少なからず、散髪という業務自体を「そっちのけ」している事実には変わらないわけでw
で、なぜか3名一同、シャンプー台に座らされ、ケーキとシャンパンが出てきました。えっと、これは新手の勧誘詐欺か何かか?とか疑いながらも、とりあえず、ケーキを食べるw
異国の地ドイツで、美容院のシャンプー台に座りながら、シャンパン片手に記念撮影。
これまた、素で有り得ない状態。で、トイレを貸してもらったら、裏に洗濯機を発見。
ここで当然俺は、店長フランコに以下のように切り出してみました。
Can I use the washing machine?
いや、2日前のユースホステルで洗濯の機会を逃してから、正直、着るものなくなってたんですよ。
んがしかし、この上記質問自体も、フランコからすると相当意味不明なものだったらしく、「え?このシャンプー台のことを言っているのか?」とか聞き返されましたw
「いやいや、奥の洗濯機のことだよ」とボディーランゲージで説明し、快諾して頂きました。
2日前の洗濯機故障は、今日の出会いの伏線だったんですなw
最初は店長フランコのことを若干いぶかしく思ってましたが、段々と話していくと、本気でいい奴なんだと言うことがわかり、お礼にみんなで、シャンプー&ヘアースタイリングをしてもらうことに。
この子、セルマって子なんだけど、トルコ出身だそうな。
で、俺は髪を逆立ててもらいました。
スーパーサイヤ人とサムライを鏡越しにw
終いには、nobuは散髪&カラーリングまでしてもらいました。通りかかったブラジルサポーターと記念撮影。
で、試合開始時間も差し迫ってきたので、3時間以上お邪魔させてもらったこの美容院を去ることに。最後に会計しようとすると、フランコは満面の笑みで「お金は要らないよ」と答えてくれました。
えっとですね、毎度のことですが、なんなんですか?この待遇。
「いやいや、払いますよ」と抵抗してみたものの、フランコが返した言葉は、、、
「A time to make friendsっていうスローガンは知ってるかい?」
ドラマみたいな展開ですが、ホントに彼から言ってきた言葉です。僕らはこのスローガンを毎日の如く体感してるわけで。
もうね、涙もんですよ。ドイツ人、最高ですよ!
お礼にnobuから日本代表のユニフォーム、俺とよもけんからはお決まりのジャパンブルーのリストバンドとサムライブルーの旗をプレゼント。
俺はドルトムントには7月4日の準決勝を観に再訪するので、フランコとの再会を誓って美容院を出ることに。
スタジアムに向かう途中に相撲取り軍団がいたので、記念撮影。
この人達、普通に日本語話してました。
で、やっとスタジアム入り。今回はチケットがみんなとは別の席になってしまったので、一人で観戦。
ブラジリアンサポーターと。
玉田のゴールで先制した時は、もうマジでやヴぁかったです。2階席の最前席で観てたんだけど、俺なんかはしゃぎ過ぎて、柵から落ちそうになりましたからw
で、絶望の後半。
ぼこすか点を取られる度に、気持ち自体が柵から落ちてく感じでした。
そして、試合終了のホイッスル。。。
試合終了後にスタジアムに響き渡るGo westという曲は、確実に涙を誘いますね。
スポーツ観戦でこんなに号泣したのは、初めてです。
人目をはばからずに醜く泣きじゃくってる俺を見かねてか、後ろで観戦してたブラジリアンのおっさんが、自分のところに来て、俺の胸で泣けと言わんばかりに抱擁してくれました。
6月22日。去年のコンフェデの時も、予選最終戦がこの日に行われ、予選敗退が決定し、日本サポーターが散り散りに去っていきました。相手も同じくブラジル。
これは宿命だったのかなと。
2005年6月22日。そして、ちょうど一年後の2006年6月22日。
両日共に、現地ドイツにてスタジアムで観戦し、この絶望の淵をライヴで味わった貴重な経験を今後の人生に活かしていきたいです。
ヒデが試合後、ずっとスタジアムの真ん中で仰向けになって倒れてて、起き上がりませんでした。
で、スタジアムを出て、よもけんと最後のお別れ。26時発の電車をホームにてお見送り。
なんか、まだ決勝トーナメントの試合、観に行く予定だけど、既にピリオドが打たれた感満載で、今後の独り旅が若干辛いってのが正直なところです。。