W杯のデンマーク代表サポーターから学ぶ「談合試合」の楽しみ方

6月26日はデンマーク対フランスを見にモスクワのルジニキスタジアムに行って参りました。

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ということで試合。

C組は2試合を終えて、フランスは2連勝で勝ち点6で既に決勝トーナメント進出決定、デンマークは1勝1分け勝ち点4で、この試合勝ち点1を積み上げれば決勝トーナメント進出決定、という状況でした。

前半はそれなりに見所のある試合を見せるもスコアレスでハーフタイムへ。後半も序盤はせめぎ合いが続くも、終盤に近づくにつれて、試合のトーンが落ち着いてきました。

どちらも無理に攻め込んだりせず、後ろの方で安全な横パスを繰り出すシーンが頻発してきて、スタジアム全体からブーイングの嵐。

どちらも勝ち点1を積み上げれば、フランスは1位突破確定、デンマークも2位ではあるけど決勝トーナメント進出確定、となるので、お互い無理せずに流していきましょうという「暗黙の了解」が試合終盤に生まれた感じです。

まさに「談合試合」と呼ばれてもしょうがない試合展開になったわけです。

高い金払って見にきた観客にとっては当然納得いかない流れですが、当事者であるデンマーク代表のサポーターは違いました。

デンマーク代表にとっては、16年振りのW杯決勝T進出という目標が今まさに目の前で達成されようとしているわけです。当事者にとってはぶっちゃけ、試合内容とかどうでもいいんです。その高揚感を応援のスタイルで体現したデンマークサポーターはさすがだなと。

結果、試合は0-0のまま終了。大会37試合目にして、初のスコアレスドローとなりました。

ということで、今日は日本代表の第3戦が行われるヴォルゴグラードへの移動日です。もうそろそろ準備します!

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