アジアカップ決勝前に、とある新聞記事が物議を醸しました。
カタール代表には連携がないという記事を見つけました。
今大会で一番組織力のあるチームですが、本当に試合を見たのでしょうか。 https://t.co/tUOOQunlX4— 戸田 和幸 (@kazuyuki_toda) 2019年1月31日
記事の概要は「決勝戦で戦うカタール代表は連携が欠如してるから、日本は勝てるよ」って内容なんですが、それに元日本代表の戸田氏が噛みつき、サッカークラスタでは、岡島記者に対するバッシングが激しくなりました。
それに対してサッカーライターの田中滋氏がこんな擁護発言も。
なんかモヤモヤするからはっきり書くと、岡島記者の分析記事は戸田さんに比べたら精度が低いのかもしれない。でも選手コラムを書いたら一級品ですよ。そういうの読めなくなってもいいんですか?優秀な記者にレッテル貼ってるのは戸田さんじゃない。まわりでわあわあ言ってる人たちですよ。
— Shigeru TANAKA (@gel_tanaka) 2019年2月1日
そして、アジアカップファイナルは日本代表はカタール代表の組織的サッカーに歯が立たず、1-3で完敗。準優勝に終わりました。
「余裕で勝てる!」って予想記事書いておきながら、岡島記者は決勝翌日にこんな記事をぶっこんできました。
この記事を読んだ日本代表槙野が反論。
仲良し軍団⁇
決勝だけを外から見ただけで、
この一言で表してほしくない。
どれだけの団結力があって、
どれだけのプレッシャーがある中で選手が闘ってるか。伝わらんのは残念だ
試合中、選手同士で鼓舞しあい、最後まで諦めない姿勢。控えの選手も共に戦った大会。
記事みて悔しくなったわ— 槙野智章 (@tonji5) 2019年2月3日
決勝前後に連続で炎上した岡島氏ですが、知り合いは結構擁護してたりします。
報知の岡島はね…、大学生時代バイトで貯めたお金で、世界中周って、いろんなスタジアムでサッカーみたり、ボール持って現地の子供たちとサッカーしたりするようなサッカー愛に溢れたやつなんだよ…。野球好きが多いうちの学部では数少ないサッカーを語り合える友達だったんだよ。熱いやつなんだよ…。
— 内藤秀明@パブ本1/30発売! (@nikutohide) 2019年2月3日
僕も岡島記者とは1回だけ面識あって、ロシアW杯前のノウハウ講演会に取材に来てくれました。その時の印象は熱心に取材をする若者だなと。
ちなみに3年前にスポーツ新聞記者に質問して、「こういったゲスい記事が業界的に褒められる記事で、デスクの指示で手のひら返しの記事を書かされている」的なコメントを匿名でもらいました(匿名の記者は岡島記者ではありません。きっと3年前はまだ彼は学生?かな?)。
結局、個人的に思うのは、今回の炎上劇は「サラリーマンの悲愁」だなと。どんなにサッカー愛に溢れた記者でも、「デスクの意向」には逆らえず、ゲスい記事を書かされて、選手からも批判される結末。
1回面識があるだけで擁護するってのも変な話ですが、今回の炎上劇の黒幕は、スポーツ報知のデスクと言っていいんじゃないかと。
上記のハリルホジッチに関するYahoo!コラムでも書きましたが、もうスポーツ新聞って「スポーツ新聞」と名乗るのやめた方がいいんでないかと。所詮、ゴシップ週刊誌と何ら変わらないんですよ。
他の媒体で真面目に真摯にサッカーと向き合っているジャーナリストたちが一緒くたに「だからマスコミは・・・」と批判されるのがかわいそうです。。
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