僕は2ステージ制に反対している訳ではない。導入に至った経緯・背景の伝え方に異議を唱えているのだ。

2日前にYahoo!個人で村井満チェアマンを糾弾するコラムを書きました。

2ステージ制反対横断幕

Jリーグの村井チェアマンにモノ申す。2ステージ制導入の「負の理由」をなぜサポーターに説明しないのか?

ヤフトピトップにも載って何十万人という方々に読んでもらえました。
yahoo
これだけ多くの人に読んでもらうと、当然色々な反論が来ます。時に、「どうしてそんなに読解力ないの?」的な意見も来ます。

「2ステージ制の判断は間違いではない」という反論が来て、僕はぽかんとしてしまいました。

このコラムでは一切「2ステージ制導入の是非」について、僕の意見は書いていません。あくまで世論が猛反発したことを紹介しただけであって、論点はそこではないのです。義務教育の国語を習ってきた人ならばさすがにわかってくれると思いますが、このコラムで僕が問うているのは2ステージ制導入に至った「経緯の説明方法」についてです。

これだけ重要な制度変更を検討するにあたり、ステークホルダーに対するコミュニケーションプラン(情報開示の段取り)が肝になってくるのは言うまでもありません。どのタイミングでどの情報を誰に向けて開示するか、経緯の説明はどのレベルまでどうやって伝えるか、途中でマスコミに情報をリークされた場合のコンティンジェンシープランはどうするか、網羅的に計画しなくてはいけませんでした。

その計画自体がそもそも為されていなかったのか、もしくはステークホルダーの中に「サポーター」が入っていなかったのか、とにかくJリーグ側の対応が後手後手に回ったことで、Jリーグの運営側のイメージは地に落ちました。ある意味自業自得です。

でも、僕はその損失を取り戻す機会はまだあると考えています。それが「インターネットを通じてのダイレクトな情報発信」です。上辺だけの言い訳ではなく、事の真相を包み隠さず、実直にチェアマンの言葉で伝えてもらえれば、反対していた多くのサポーターも納得してくれるはずと思っています。

要は全ては、「伝え方次第」なんです。それがYahoo!個人コラムで展開した持論の真意です。

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