恋愛界の炎上女王(と僕が勝手に定義している)はあちゅうの文章を、サッカー界の炎上芸人を自称している僕は、ここ数年よく参考にしています。はあちゅう本の書評までブログで書いちゃうほどのファンとも言えますw
そんなはあちゅうがこんな燃料ブログを投下してきました。FB界隈でそれなりにバズっているようです。
旅で人生が変わったとか言う人は中身がゼロなのです
上記ブログの文中に出てくる「世界一周を売り文句にしてる人」というのは、きっとはあちゅうのFacebookのコメント欄に時々スパムコメント寄せている人のことなのかなと推測しますが、9年前のブログで「旅は僕の人生を変えた」と断言している僕にとっては聞き捨てならない意見なので、積極的に釣り針のエサに喰いついていこうと思いますw
別にエアーズロック見ても
ピラミッド見ても
モルジブの海見ても
モアイ像見ても、
マチュピチュ行っても、
ウユニ塩湖見ても、
ガンジス川に飛び込んでも、「感動」はするけれど
人生観がそこまで変わったりはしません。だから、そういうことで
人生観変わりましたとかって言ってる人は
人間として薄っぺらいと思う。
まず一点指摘したいのは、「旅で人生変わった」と言っている旅人の8割は、海外の絶景をトリガーとして「人生変わった」とは言っていません。ここが最初のボタンの掛け違いかなと。
そんなので「旅最高!ヒャッホー!」とか言ってる残り2割の人は、僕も勘違い野郎だと思います。そういう輩に対しては「薄っぺらい」認定で良いと思います。
しかし、他の旅人の大多数は、もっと深みのある海外での「経験」を起因として、「旅で人生変わった」と言っているんです。
旅とは、目的ではなく手段である
僕は2006年に前職を3カ月休職して世界を飛び回った時、色んな価値観を持った外国人たちと知り合いました。彼らの自由奔放な人生観と、自身の社畜哲学とのギャップに驚愕した僕は、どうしようもない危機感を感じ、その旅を起点として脱サラして、「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルをこの10年続けています。
ロジ旅の中でも書いているんですが、他にも旅が「人生の岐路」になった知り合いは多いです。
2009~2010年に世界一蹴の旅を共に周ったヨモケンは、今やグローバル人材を育てる事業を立ち上げて、シンガポールに移住しています。彼も世界一周で人生の転機が訪れた人間かと。
他にも、バックパックを背負って発展途上国を回っている最中に貧困の差を目の当たりにし、帰国後に青年海外協力隊に参加した学生。旅先の現地人に最高のもてなしをしてもらった経験を元に、日本に観光に来る外国人をもてなすビジネスを起業した前職の同僚などなど。
結局旅というものは、僕らにとっては目的ではなくて手段なんですよね。そういう旅の哲学的な部分は、3カ月前に出版した電子書籍に書いてあるんで、興味のある方はご覧ください。
こうやって旅先での「経験」をトリガーとして人生変わった人も大勢いるのに、「世界一周を売り文句にしてる人って大体中身ゼロ」とか断言されるとちょっと残念に感じたので、ブログ書いときました。
まーでも、スコープを曖昧に広げた釣りタイトルに引っ掛かって、それなりに時間をかけてブログ書くとか、見事にはあちゅうのてのひらの中で転がされてる感があって、ちょっと敗北感があるのは内緒ですw
—-
村上アシシのプロフィールはこちら。