日本代表サポーター仲間の急逝を偲ぶ さっちゃんは僕にとって「東京の母」でした

公開日: : 最終更新日:2018/12/03 その他

10年以上の付き合いである代表サポ仲間のさっちゃんが11月20日、急逝しました。享年69歳。死因は不慮の事故による外傷性の脳内出血。早すぎる死でした。

本日、葬儀に参列してきました。

祭壇の横に飾られていた歴代の日本代表ユニフォーム

前日のお通夜にも、たくさんの代表サポーター仲間が全国各地から参列し、突然の不幸を悼みました。

さっちゃんと僕との出会いは2007年、東南アジア4カ国共催のアジアカップでした。

ベトナムのハノイまで遠征に来ている日本人は非常に少なくて、知人経由で初対面ながらさっちゃん家族とはすぐに仲良くなりました。

そんな中、サッカー日本代表と同じホテルに泊まっていたさっちゃん家族にお招きされて、代表選手と隣のテーブルで朝ご飯を食べるという、とんでもない経験をさせてもらいました(当時のブログはこちら)。

それ以来、ワールドカップ、オリンピック、最終予選のアウェイなど、ほぼ毎年のように日本代表やなでしこジャパンの海外遠征先で、特に待ち合わせていないのにスタジアムや試合後の飲み会でご一緒させて頂きました。

2008年のアジア最終予選カタールアウェイ戦の帰りのチャーター便機内で全選手のサイン入りユニフォームと記念撮影するさっちゃん

2011年ドイツ女子W杯は、一緒になでしこジャパンが世界一になる瞬間に立ち会いました。

2011年女子W杯決勝を前に米国サポと記念撮影

2012年ロンドン五輪では、さっちゃんが申し込もうとしている代理店ツアーの料金が割高だったので、僕が代理でさっちゃんの飛行機やホテルを予約してあげて、イギリス国内の移動は何回か一緒に行動を共にしました。

サッカー日本代表の女子と男子を中0日でハシゴする強行日程の中、コベントリーからグラスゴーへの鉄道移動中、信号故障で目的地までまだ200㎞ある途中駅で下ろされたトラブルの時、さっちゃんの「お金はいくらでも出すから、アシシ君、タクシー捕まえてきて」という一言に僕らは救われました。

その結果、無事に200㎞ぶっ飛ばしてくれるタクシーの運ちゃんを見つけることができて、僕らはグラスゴーの奇跡(大津のゴールでスペイン代表に勝利した試合)をスタジアムで体験することができたわけです(当時のブログはこちら)。

たしかロンドン五輪のあとくらいだったか、都内でマンスリーマンション難民をしている僕を見かねてか、さっちゃんは「うちの実家の空いている部屋に泊まっていいよ」と言ってくれて、何週間かさっちゃんちに寝泊まりさせてもらったこともあります。

つまり、僕にとってさっちゃんは「東京の母」的な存在でした。

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さっちゃんと海外で会った国は、ベトナム、インドネシア、タイ、中国、カタール、ヨルダン、ドイツ、ロシア、カナダ、ブラジル、イギリス、オランダなど、余裕で10カ国以上を数えます(きっと数え忘れもありそう)。

最後に会ったのは、今夏のロシアW杯、ベスト16のベルギー戦@ロストフ・ナ・ドヌー。歴史に残る大逆転負けを目の当たりにし、失意の中、ドン川沿いのオープンテラスバーで一緒に飲んだ時。

もう毎回、海外遠征先で会うもんだから、その時は一緒に記念撮影もせず。。

葬儀場に飾られていたさっちゃんの写真

「サッカー日本代表の海外遠征に行けば、さっちゃんがいるのは当たり前」と今まで思ってました。でも、人生に「当たり前」って存在しないんだと、今回改めて悟りました。

これからの人生、僕はその時その時、一瞬一瞬を噛み締めながら、一生懸命に生きていきます。お世話になっている人に、ちゃんとその時その場で「ありがとう」と感謝の意を伝えて、生きていこうと思います。

さっちゃんには生前に伝えられなかったことがたくさんありました。後悔しかないです。天国から僕らのことを見守っていてください。さっちゃん、ありがとう。

追記

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村上アシシ
村上アシシ

1977年札幌生まれ。職業は経営コンサルタント・著述家。「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルを2006年から継続中。南アW杯出場32カ国を歴訪した世界一蹴の旅を2010年に完遂。サッカー日本代表を追いかけて世界中を旅してます。Jリーグではコンサドーレ札幌のサポーター兼個人スポンサー。詳細のプロフィールはこちら

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