コンサドーレがミズノと前代未聞のサプライヤ契約を締結! 何が凄いのかビジネス面から解説

北海道コンサドーレ札幌は昨日のホーム最終戦後のセレモニーで、来季以降のサプライヤ契約をミズノと締結したことを発表しました。

この動画、相当カッコいいです。未見の人は是非。

サポーターの反応をツイッターで眺めてましたが、かなり好評ですね。僕も来季、セカンドの黒を買おうと思ってます。

ユニフォームのデザインは、コンサドーレのクリエイティブディレクター、相澤陽介氏が担当。

これってかなり凄いことだと思うんですが、本来大手スポーツ用品メーカーって社内にプロのデザイナーを抱えているので、こういうサプライヤ契約を結ぶ時って当然デザインから製造までを一括で担う形が通例かと。

それを今回、コンサドーレ側のデザイナーである相澤さんがコンセプトからデザインして、それを元にミズノに作ってもらう形での契約。こんなイレギュラーな形でのサプライヤ契約、Jリーグ内で前例を聞いたことがありません。

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なぜ相澤氏がデザインを担当できたのか?

中小企業のメーカーであればこういう融通は利くとは思うんですが、ミズノってスポーツ用品メーカーで世界9位、国内メーカーだとアシックスに次いで2位の大手企業です。

東証一部上場の大企業相手に、こんなハードネゴシエーションを成功できた要因は、あくまで僕の推測ですが、相澤陽介氏がこれまで積み上げてきたキャリアのおかげと言っていいと思います。

「相澤陽介 ミズノ」でググってみると、相澤さんの過去の実績が沢山出てきます。

例えば、相澤さんは2012年のロンドンオリンピックにおいて、日本選手団が着用するミズノ製のウォームアップスーツのデザインを担当。その後、ミズノが手掛けるアウトドアウエア”Highland Park”のデザインも相澤氏が担当。

相澤さんが今までデザイナーとして積み上げてきた実績が評価されて、今回の独自のサプライヤ契約に至ったと見ていいでしょう。

繰り返しますが、あくまでこれは僕が立てた仮説です。間違っていたらごめんなさい。

きっと今後、大手メディアが相澤さんに取材して、ユニフォーム制作秘話が記事になると思います。そこでこの仮説が検証されると思います。

相澤さんのビジョンを聞き出せたのはインタビュアー冥利に尽きる

昨年夏に僕は相澤さんにインタビューしてYahoo!個人で記事にしました。


記事の一部を引用(↓)

アシシ:ちなみに相澤さんはコンサドーレのユニフォームのデザインは担当しないんですか?
相澤:そこ、聞いちゃいますか。
アシシ:これは守秘義務的にNGですか?
相澤:いや、NGってわけではないです。2020年は手掛けません。
アシシ:既に2020年分は何かしらの別契約があるんですかね。2020年やらない、ということはつまり、2021年以降は考えている、ということですか?
相澤:そうですね。是非やりたいですね。ユニフォームのデザインがもともとやりたいことだったので。

この発言を引き出せたのは、インタビュアー冥利に尽きます。

大手メディアからユニフォーム制作の裏話的な記事が数週間以内に出てこなかったら、僕が取材依頼出して、仮説検証記事書きたいと思いますw

以上!


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