今年5月に僕が出版した電子書籍「ブラジルワールドカップへの行き方」が、ゴマブックス社の出版した電子書籍に内容をパクられて、インターネット上で色々と物議を醸し出した件ですが、その後、先方の社長と何度か日本でお会いして、和解に至ったことをここに報告します。
先方には下記のようなプレスリリースを出してもらいました。
ブラジルから帰国した7月から和解に至るまで2カ月もかかったのは、先方が提示してきた原因分析と再発防止策について、何度も僕がいちゃもんをつけていたためですw
僕はこう見えても本職は経営コンサルなので、問題解決関連の手法にはいちいちうるさいんです。表立ってのプレスリリースは簡潔にまとめられてますが、僕に提示してもらった報告書はそれなりに詳細に書いてもらいました。僕なりに納得するレベルの(それなりに先方が手間をかけるレベルの)再発防止策が出てきたので、和解することにしました。
再発防止策についてやたらと僕から社長にダメ出しをして、問題解決とは何たるかを打ち合わせの場で説いたりしたんですが、個人的には別途コンサルフィーをもらってもいいんじゃないかと思ったりもしてますw
「罪を憎んで人を憎まず」ということわざがありますが、僕も何度かゴマブックスの社長さんとお会いして、この人を憎んではいけないなと感じました。今回はある意味、ゴマブックスも被害者だったと言える部分もあります。社名を出して出版する以上、当然全ての責任を負う必要がありますが、外部から持ち込まれた原稿全てに完璧なチェックを入れるのは不可能に近いというのが、僕なりの見解です。
とはいっても、その「すり抜けリスク」を極限まで下げるチェック体制はある程度コストをかけて構築する必要がある旨をアドバイスさせて頂きました。
その結果、それなりにフィージビリティのある再発防止策が出てきて、かつ誠意のこもった謝罪をしてもらったので、今年最大の「炎上ネタ」はこれにて鎮火です。
僕的にも今回の騒動で、ただでは起きない「炎上芸人」として更に磨きをかけることができたので、ゴマブックスさんには感謝ですw
あの告発記事は8万人のユニークユーザが閲覧した今年最強のバズりネタだったんですが、この通り和解に至ったのでお蔵入りとさせて頂きます。今後とも弊ブログをよろしくお願いします。
ちなみに、この騒動で一躍露出度が高まった電子書籍「ブラジルワールドカップへの行き方」ですが、ワールドカップも終わったため、発売当初の定価1,000円だったところを500円に値引きしています。これからブラジル旅行を検討している方、旅先の治安対策に興味のある方は是非お買い上げください!