昨年に引き続き、Jリーグアウォーズの日に野々村社長に呼び出しを喰らいました(昨年の模様はこちら)。
今年もコンサルタントとして、コンサドーレの経営面・広報面の改善策について、色々と提言させて頂きました。昨年のブログでは提言した内容を箇条書きしましたが、今回は結構込み入った話をしたので、一部だけ晒します。
まず、コンサドーレ札幌のレジェンド、砂川誠の引退発表について、なぜコンサドーレ本体がリリースせずに、通信社にネタを持っていかせたのかについて、ぶーぶー文句を言わせて頂きました。
時事通信( https://t.co/JEmXM2GdUb )によると、札幌のフロントが発表したことになってるが、公式サイト( https://t.co/Ep5ItuCap3 )見に行っても何も書いてない。これですよ問題なのは。なぜ自クラブのレジェンドの引退発表がこんな形なの?
— 村上アシシ (@4JPN) 2015, 12月 3
本体のリリースよりも先にメディアにネタを持っていかれた経緯については諸事情によりここには書けませんが、今後そういった注目度の高いネタは、1次情報としての「価値」をもっともっと大事にすべきというアドバイスをさせて頂きました。
去年の対談の時にも伝えたんですが、僕は常日頃「Jクラブはマスメディアに頼らずに、クラブ自体がメディアとしての機能を充実させるべき」と説いています。
そのメディアとして発信する1次情報をマネタイズする方式について、松竹梅で施策を提言させて頂きました。
こういうお金の話をするとまた「金の亡者か!」とか変な人に突っ込まれるのが既定路線なんですが、テレビ局も新聞社も、基本的にマスメディアはその1次情報を取ってくることでお金を稼いでるんです。
色んな業界で中抜きが横行している時代、サッカー界も媒体を通さずに、どんどんダイレクトに顧客に情報を届けて、そこに付加価値を付けて、スポンサーに広告出させても良いし、直接顧客に課金しても良いし、メディア事業をひとつの柱にすべき、と長々と語らせて頂きました。
そもそも小野伸二、稲本潤一という強烈な優良コンテンツを持っているこの時に、攻めの経営しないでどうすんだと。
とまあ、提言の一部を晒しましたが、他にも色々とノノさんにぶっこんでおきました。結局「言うは易し 行うは難し」案件ではあるので、来季のコンサドーレがどこまでインプリメントしてくるか、興味深く見守ることとしましょう。
ちなみにノノさんに「僕のYahoo!個人のコラム、読んでます?」と聞いたら、「いつもヤフーニュースアプリ立ち上げたら、お勧めの記事でアシシ君のコラム、勝手に出てくるから読んでるよ」という回答でしたw
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