新千歳空港が大雪で閉鎖されても諦めずに東京から札幌まで無事辿り着いた話

札幌は12月では50年ぶりの大雪に見舞われ、12月22日、23日と新千歳空港の滑走路が2日連続で閉鎖されましたが、僕は何とか無事に23日中に東京から札幌に帰ってくることができました。

随時ツイッターで実況呟きをしていたので、それらを引用する形でこの「試される大地チャレンジ」を振り返ってみようと思います。

また、それらの実況ツイートから得られる示唆についても解説して、雪害による非常事態において、空路での移動時にどう対応すれば良いかという教訓についてもまとめようと思います。長くなりますが、お付き合いください。

12月22日 前日の情報収集

このメールを受信してから情報収集を始めました。

Yahoo!天気アプリはスマホにダウンロードしておくことをお勧めします。

JALの運航状況をリアルタイムで知らせてくれるサイトはこちら

今年開通した北海道新幹線(函館以降は特急)を使うと、東京→札幌が8時間かかるんですが、陸路で行くことも可能。新幹線の空席状況を確認できるサイトはこちら

で、前日にこんな情報を旭川市民からいただきました。

この情報を参考にして、翌朝は早く起きて羽田に出向き、新千歳がまた閉鎖されるようならダメ元で旭川空港への振り替えができないか聞いてみようと思い立って、この日は就寝。

12月23日 羽田空港での死闘

ということで、朝8時に都内に借りていたマンスリーマンションを退去し、羽田に向かいました。

「総額三万円の追加出費」という認識は後ほど誤りだったことが判明します。

「新千歳空港」でツイート検索してたら、きっと航空業界関係者であろうツイッターアカウントを発見しました。やたらと専門用語乱発して新千歳空港の状況をツイートしまくるアカウントなので、リアルタイムの情報を知りたい人はフォロー必須です。

Yahoo!天気アプリは雨雲レーダーも見れちゃうんで、超使い勝手いいです。

無事、旭川と函館の空席待ち整理券をゲット。

ちなみに空席待ちの種別はS,A,Bとあって、マイレージ会員のランク付でどの種別で空席待ちになるかが変わります。詳細はこちら

僕は2008年に上海でのコンサル案件でJALを使いまくった時に、ワンワールドのサファイア会員をゲットできていたので(その後そのステータスを維持するために毎年1万円の会費を払うルール)、種別Aで空席待ちできました。

S→A→B→Cの順番で呼ばれて、空席がなくなり次第終了というルール。

10:35発の旭川便の空席争奪戦は敢え無く敗退。。

これ結構な大発見。僕はこの3連休初日の羽田→新千歳の便を1カ月以上前に1万4千円という安い金額で購入してて、当日航空券買うと高いイメージあったので、その差額は払わないといけないのかなと勝手に思ってました。LCC(格安航空会社)ならきっとそうですが、やはりレガシーキャリアの日本航空だと、そこら辺の補償内容も充実しているんだなと改めて思いました。

先ほど紹介した新千歳空港の最新情報を提供しまくるアカウントが、昼過ぎから新千歳空港がホールド祭りに入ったとツイート。

新千歳空港→札幌の交通機関も相当やばいことになってて、新千歳空港が陸の孤島と化しているのをツイッターの検索で知り、改めて次の旭川空港の空席待ち一本勝負に賭ける形に。

第1関門突破の成功要因はずばり、ランクAのマイレージステータスを持っていたから。Bランクだとどんなに朝早く来ても無理だったと思います。JGCグローバルクラブへの入会資格はこちらをご覧ください。

遂に旭川到着

「しばれる」とは北海道弁で寒いという意味です。

こういったツイート以外にも、航空業界関係者や鉄道会社関係者から色んな情報がメンションで飛んできていました。SNSの凄さを実感した次第です。

第2関門突破の要因は、まさにこのポスターの情報を信じたこと。新千歳空港が陥落した時の代替手段として、旭川空港はもっとアピールしてもいいと思います。そもそもの便数が少ないので、アピールしづらい部分もあるかもしれませんが。

ちなみに旭川空港⇔旭川駅はバスで約40分で620円。スーパーカムイは定刻通りだと札幌旭川間を90分で移動できます。料金は自由席で4,400円くらい。

そんなこんなでミッションコンプリート。東京のマンスリーマンションを出発して目的地の札幌駅に着くまでちょうど12時間かかりました。

つっこ飯キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! #はちきょう #いくら丼 #すすきの

村上アシシさん(@4japan)が投稿した写真 –

このお店は以前も来たことがあって、札幌観光される方は是非。1カ月前とかに予約しないと取れない人気店です。詳細はこちら

総括

「トラベルにトラブルはつきもの」とよく言いますが、僕はこういったトラブルが起きたら、凹んだりしないで逆に燃えるタイプなんですよね。

そのトラブルを悲観的に捉えると「悲劇」になっちゃいますが、逆にそのトラブルを楽しんだら「喜劇」になるんです。マインドの持ち方次第でストーリーなんて変えられると僕は思ってます。

パズルを解くようにひとつひとつのピースを当てはめていく謎解きゲームのように、はたまたRPGでひとつのミッションを達成すべく旅に出る主人公のように、ゲームを楽しむようにそのトラブルと向き合うと、また違った世界が待っているように思います。

その上で重要になるのは、とにかく「情報収集」。正確なリアルタイム情報をいかに素早くゲットできるか。それにはSNSの活用が不可欠だと思います。ツイッターには変な情報も溢れてますが、現場レベルの速報はやっぱツイッターが最強かと。

今回は東京→札幌というベクトルでの移動だったから、こういった選択肢が取れました。逆に札幌→東京の移動だと、そもそも出発地の変更は航空券の再購入が必要になるでしょうし(推測)、代替案はなかったかと思います。

北海道が悪天候の場合、行き先を新千歳から旭川に変更するのがJALの場合無料である、という点に気付けたのが大きかったかと。これは今後北海道旅行をお考えの方は、参考にしてください。ただし、前述しましたが空席待ちはランクAを保持していないと相当難しいと思います。その点ご了承ください。

こういったトラブル時の対処法についても触れている海外旅行のバイブル本が、Kindleで絶賛発売中です!是非年末年始のお休みの期間にお読みください!

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