DAZNに直撃取材してみて感じた率直な感想

昨日、こんな記事がGoal.comに上がりました。

未読の人は是非お読みください。

ぶっちゃけると僕、DAZN(ダ・ゾーン)にまだ加入していません。第3節まではスタジアムで現地観戦するし、それ以降は3週間海外行くんでそもそも現時点でDAZN必要ないんです。

で、取材するためには事前の情報収集が重要なのは当たり前なので、実体験ができないなりに、ツイッターのタイムラインに流れてくるDAZN(ダ・ゾーン)の評判をつぶさに観察してみたところ、辛辣なものばかりでビックリしました。


(C)六川則夫

大きな変化が起こる時って、既成勢力からの反発が起こるのは当然なんですよね。僕もコンサルとして現場にいると、業務改革を断行する際にいつもユーザからの文句の嵐の矢面に立つ任務を任されるので、変化を好ましく思わない人たちにどう接するべきかのノウハウはそれなりに持っているつもりです。

個人的には「変化を好まない人たちへの配慮をどこまで行うか?」という命題がDAZNの場合、結構肝だと思っていて、「今まで通りテレビで見たいんじゃボケ!スマホでサッカー観戦?そんなのアリエン・ロッベン!」な人たちの意見に引っ張られまくると、OTTの良さが消える可能性もあるし、かといってバッサリ切り捨てると炎上リスクが確実に増えるので得策とは言えない。「放送から配信へ」のパラダイムシフトに対して、顧客とともにうまくソフトランディングするための「絶妙な線引き」が重要になるのは、言うまでもありません。

「全く新しいスタイルのスポーツ視聴体験の提案」をどこまで納得感を持って顧客に提供できるか? 結構ここら辺は広告代理店の出番だと思うんですが、今のところ僕らの心に刺さる斬新なコンテンツは見当たりません。開幕前なので、当然なんですが。。

ま、コラムでも書いた通りまだ「DAZN元年」であり、言うべき要求・意見はビシビシ伝えながらも(カスタマーサービス部の方の話を聞いていると、実現時期はともかくとして、ひとつひとつ顧客の声はちゃんと拾っている模様)、DAZNがひとつずつ階段を登って成長していく様子を10年間という長い契約期間の中、あまり焦らさずに見守っていく姿勢が重要なんじゃないかなと思います。

ではもうそろそろ、開幕戦のユアスタ(仙台対札幌)にお出かけします。昨晩こんなコラムも書いたので未読の方は是非。

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2016年の年末にプロフィールを更新しました。



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