イラク1-1日本 まさに吉田麻也が言及していた「賢さ」が足りなかった試合

ひとつ前のエントリーに書いた通り、忌引きでイラン遠征を取り止めたため、ロシアW杯最終予選イラク対日本は実家でテレビ観戦しました。

ディフェンスリーダーである吉田麻也が試合前に言及していた通り、「賢さ」が問われる試合となりましたが、その賢さがあれば勝てた試合であったと思います。

まず失点シーンは、サッカーの素人でもわかるように、セーフティーにクリアしておけば良かった。技術的にやられたのではなく、判断ミスで自滅というのは単なる賢さの問題かと。

選手交替においても、ハリルホジッチは早い段階で原口元気を諦めたわけだが、まだ動ける状態だったのでもったいなかった。その後、井手口陽介、酒井宏樹、久保裕也と立て続けに負傷し、交替カードが足りなくなったのは、結果論ではあるが、リスクマネジメントができていなかったと責められても致し方ない。この劣悪コンディションであれば、最悪の事態を予測してカードを切るのが監督の責務かと。

単に監督の采配に限定される問題でもない。選手の90分のペース配分にも問題があったのではないか。直射日光が降り注ぐ37度の環境下であれば、普段の強度で90分やり切るのは到底無理なのも選手はわかっていたはず。折角先取点を獲れたのだから、試合をうまくコントロールし、試合のインテンシティを「積極的に」落とす選択肢もあったのではないか。

交替で入ってきた3選手においても、効果的な働きができたとは到底言えない出来だった。自分らの存在意義(フレッシュさ)を自覚した献身的な動きがもっと欲しかった。

ちなみにスタッツはこちら。

スタメン、途中出場の選手、ベンチワーク、全てにおいて「賢さ」が足りなかった試合。一言でいえば、そういった総評になるかなと。

とはいえ、中東アウェイでの勝ち点1獲得は、そもそも及第点であるとも言えます。この中東アウェイでの教訓は最終節のサウジアラビアでのアウェイ戦に活かしてもらいましょう。

次の豪州戦に勝てばW杯出場切符獲得、仮に次の豪州戦に負けて、裏のサウジが勝ったとしても、最終戦のサウジとの直接対決に勝てば2位以上が確定します。

つまり、残りの2試合で1勝すればいいんです。サポーターは前を向きましょう。

明日から僕はロシアに飛んでコンフェデ見てきます。

最後に告知。

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2016年の年末にプロフィールを更新しました。



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