昨晩こんなツイートをしたら、たくさんのリプを頂きました。ざっと8~9割が賛同、1~2割が批判意見でした。
僕はガンバを批判しているわけではないです。浦和の違反行為を「サッカーを愛する人であれば起こり得ない行為」と断罪しつつ、ガンバの手拍子は容認するというJリーグのダブルスタンダードを批判しています。ガイドラインでは明確に「手拍子禁止」と書かれています。
— 村上アシシ (@4JPN) July 20, 2020
Jリーグが提示するガイドラインの66pで、「試合終了時のセレモニー」という項目があって、そこには手拍子は禁止されてないから問題なしという反論を頂きましたが、この項目の主語はあくまで「XXVIII. チーム、審判員、及び競技」です。
サポーターに関することは「XXIX. ファン・サポーター」の章にまとまっていて、68pの禁止事項に手拍子と明記されています。このサポーターの章に「試合後のセレモニー」に言及する部分がありません。「サポーターが」手拍子することを禁止する項目を例外的に覆す記載がないかぎり、その反論は残念ながら成り立ちません。
繰り返すが僕はガンバを批判しているわけではない
「自粛警察おつ」的なコメントも頂きましたが、僕は何も自粛警察になりたいわけじゃないです。
Jリーグ運営側のダブルスタンダードを批判しているだけです。
ガイドラインという規則があって、それに違反した浦和サポーターに対して「サッカーを愛する人であれば起こり得ない行為(引用元)」と断罪するならば、そのスタンスは56クラブ全体で整合性を保ってほしい、というのが僕なりの意見です。
先週までのJリーグでは各会場のサポーターが本来はもっと応援したいのに、ルールに書いてあるから手拍子までも自粛して、しっかりとガイドラインを遵守していたわけです。
そうやって頑張ってルールを守っていたサポーターが、Jリーグ公式が手拍子を容認するようなツイートをしているのを見たらどう思うか、そこら辺の想像力がJリーグには足りていないと僕は思います。
なんなら、「手拍子NG、拍手OKのルールわかりづらかったから、手拍子もOKに変更するわ!」ってルール変更してから、ガンバクラップ映像を公式アカウントで紹介、という流れだったら僕も上記のようなツイートをしてません。なぜなら整合性が取れているから。
日々状況が刻々と変化するこのコロナ禍において朝令暮改はしょうがないし、僕らも受け入れる覚悟はあります。
数試合運営してみて、手拍子から声出しに繋がるリスクはほぼなし、よってもって飛沫感染リスクはないから手拍子も解禁!となるのも、僕は全然ありだと思います。それこそが正しいPDCAサイクルの回し方だってのは、先週Yahoo!個人にあげたコラムで書いた通りです。
繰り返しますが、僕はガンバクラップそのものを否定しているわけではありません(それを否定するとサッカー文化そのものを否定することになるので)。
New Normalの応援文化をどう形作っていくかは、僕らサポーターも常に主体性を持って考えていくべきだと思っています。
運営サイドのやり方がおかしい場合は、恐れずに声をあげるべきだと思うし、きっとJリーグ側もこういうコラムは読んでくれるはずです。村井チェアマンと5年前にお会いした時に、サポーターが書くブログはよく読んでいると言ってました(↓)。
Jリーグがより良い方向に進んでいくために、これからも反論を恐れずに意見を述べていきます。よろしくお願いします。
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