昨晩、こんなネタをツイートしたんですよ。
「さいこうちくび」を漢字変換して「再構築日」と変換されるかどうかで、あなたの人間性が試されます。
— 村上アシシ (@4JPN) 2017年5月12日
そしたら史上最強にバズりました。
「PDCA厨」としては、なぜこんなにもバズったのか原因分析して、表現者として今後の情報発信に活かしていきたいので、これから能書き垂れようと思います。しばしお付き合いください。
ちなみにこのネタは相当昔、仕事でシステムの設計書を書いてる時、「Date関数使って再構築日を更新する」とかいう仕様を真面目に書いてたら、まさかの「最高乳首」と誤変換されて、一瞬自分自身がフリーズした実際の体験談に基づいているんです。
基本的に僕はおやじギャグが大好きで、こういった韻を踏むネタを思い付いたらメモる癖がついていて、このネタは5年前とかに一度ツイートしてるんですよ。
以前仕事で「再構築日」と入力しようとしたら、「最高乳首」って変換されたんですが、それって僕だけですか?w
— 村上アシシ (@4JPN) 2012年10月31日
この時は18RT止まり。
結局思うのは、ミリオンセラーとなった佐々木圭一著の伝え方が9割のタイトル通り、自身のコンテンツを「どうやって」伝えるかが超重要なんだなと。
これまだ読んでない人、絶対読んでおいた方がいいですよ。マジ良書です。活字が苦手な人は漫画も出てます。
体験の提供こそがバズった要因
5年前に呟いたツイートは、「再構築日と打とうとしたら、最高乳首と変換された」という事実を淡々と述べただけ。これはこれで正統派なやり方だとは思うんですが、ひねりが一切ないというか、何かが足りなかったんだなと。
で、昨日のツイート。コンテンツはほぼ一緒なんですが、「伝え方」を一捻りしてみました。再掲します。
「さいこうちくび」を漢字変換して「再構築日」と変換されるかどうかで、あなたの人間性が試されます。
— 村上アシシ (@4JPN) 2017年5月12日
ズバリ、バズった理由は「話のオチを読者に譲った」点にあるのではないかと。
「人間性が試される」というちょっと挑戦的な文言で問い掛け、いざこのツイートを見た人が変換してみると、まさかの下ネタがぶっこまれて、実際その変換結果を引用RTでツイートしている人もたくさんいました。
つまり、漢字誤変換というダジャレネタを自分のツイート内で完結させずに、ツイッタラーに実際に誤変換してもらう「体験の提供」こそがバズった真因なのではないかと。インタラクティブな環境であるツイッターだからこそできた芸かもしれません。
いかがでしょうか?この分析は当たっていますでしょうか?
ま、何もバズらせる事が最終ゴールではないんですが、書籍を何冊か出版している人間としては、こういったコンテンツをどうやって多くの人に読んでもらうかの「力学」については、これからも貪欲に学んでいきたいと思います。今後も弊ブログをよろしくお願いします。
ちなみに2年前に9千RTまでいったツイートはこちら。