ブラジルのモバイル事情(プリペイドSIMカード)を徹底研究しました!

公開日: : 最終更新日:2016/04/27 2014ブラジルW杯

先月出版した電子書籍「ブラジルワールドカップへの行き方」の中で書けなかったブラジルモバイル上級編の中でも最上位の難易度を誇る「プリペイドSIMカードによるデータ通信」について、W杯開幕9日前に入国して入念に下調べしてきたので、ここで解説します。

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上記書籍で書いてますが、僕がここまで情報発信にこだわるのは、「サポーターのサポート活動」のためです。日本から何千人と来る日本代表サポーターが、より快適にそしてより安全にブラジルを旅できる環境を整えるのが僕の使命だと勝手に自負しています。

ということで、ブラジルのモバイル事情の説明を一方的に行います。長くなりますが、お付き合いください。

まずブラジルの携帯会社は大きく分けて4社あります。

ブラジル携帯

TIM(チン)、Claro(クラーロ)、VIVO(ヴィーヴォ)、oi(オイ)の4社。シェアは拮抗しています。

ブラジルでSIMカードを買う場合、2種類の買い方があります。先にお金を払って使用するプリペイド形式と、銀行口座を登録して後払いするポストペイ形式の2つ。当然ながら僕ら旅行者はブラジルの銀行口座を持っていないので、プリペイドSIMの一択となります。

プリペイドのSIMカードは最安値で5レアル(約230円)からあります。このSIMカードに通話料金をチャージしていくのですが、通常のプランだとTIMやoiの場合、1日に0.75レアルで10MBまでの3G回線でデータ通信ができる形になります(VIVOやClaroは不明)。10MBを超えると恐ろしくスピードが遅い2G回線にグレードダウンするルール。

この「1日10MBまで」という上限ルールは、外出先でツイッターやFacebookを多用する僕みたいなSNS中毒者にとっては難問です。というのも、10MBなんて写真をアップロードしたり、TLをまとめて読み込んだりしたもんなら、速攻で消化してしまうからです(TLを読み込む際サムネイル画像を表示しない設定、一度に読み込むツイート数を少なくする設定などは別途行っておいた方がいいです)。

では、この通常プラン以外に、データ通信に特化したプランはプリペイド形式に存在しないのか?という課題を設定して、この1週間色んな店舗に足を運んで、調べまくりました。

まずoiについては、プリペイドSIMのデータ通信に特化したプランは存在しないようです。

続いてVIVOは、通常のプリペイドSIMカードに加えて、1カ月400MBのデータ通信のプランが19.9レアル(約900円)で追加できます。元のSIMカードを5レアルで買えれば、総額25レアル(約1,150円)で400MBをゲットできます。

ヴィーヴォ

次。Claroは、通話分やSMS(ショートメッセージ)などのプランも込みで、4G回線が使える300MB分のデータ通信がついて、60レアル(約2,700円)。

クラーロ

個人的な意見ですが、こんな通信環境が劣悪なブラジルで4G回線がサクサク動くとは到底思えません。25レアルで400MB確保できるVIVOと比べると、60レアルで300MBのClaroはちょっと分が悪いです。

最後にTIM。2014年6月から発売されるVISITOR用SIMカードは、初期費用50レアル(約2,300円)で、1週間で1.5GB(1,500MB)も使用できる夢のプランを提示してきています。
チン

がしかし、このSIMカードを求めに、色んなTIMショップを巡ってみましたが、どこもまだ在庫を入荷していないとのこと。海外からの旅行者向けの新プランがW杯に間に合わないとか、スタジアムやら交通インフラに加えてSIMカードまで足並み揃えんでもw

これが手に入れば、1レアルあたりのメガバイト数はTIMの圧勝なんですが、いかんせん在庫が出てこない限りなんとも言えない状況です。

ということで、結論。プリペイドSIMカードにおけるデータ通信プランは、VIVOの1カ月19.9レアルで400MBのコースが今のところ最強です。TIMの1.5GBの夢プランが登場したら、TIMの勝ちです。あくまで現時点の判断。TIMの1.5GBプランのSIM在庫、誰か確認できたらツイッターなどで教えてください。

VIVOの19.9レアルで1カ月以内に400MBを使い切ってしまった場合のリチャージ方法の可否は現在確認中。とりあえず20レアル分の通話デポジットを入れて、それをデータ通信分として変換する処理を、Meu VIVOという管理ページにログインして色々と操作していますが、まだわかりません。スタッフ曰く「できる」とのことでしたが、まずは400MBを使い切ってみてから実際にデータ通信が今まで通りのスピードで動くか確認する予定です。

このプリペイドSIMカードのデータ通信プランは、どこの携帯会社もスタッフが無知すぎて、ほとんど話が通じません。きっと大多数の客がポストペイ形式なので、プリペイドの売り方を知らないスタッフばかりのようです。更にそこに言語の問題が立ちはだかります。英語が喋れるスタッフはほぼいないと考えてください。

無知の相手にほぼ通じない言語でテクニカルな話を通して、SIMカードを購入して回線をアクティベイトするのは、マジで骨が折れます。実際何度も心が折れましたw

尚且つ、こんなに頑張ってデータ通信ができるようになっても、速度面で相当なハンデを負います。僕が使っているVIVOの400MBプランは屋外だとそれなりのスピードですが、屋内だとかなり不安定になります。雨の日とかは圏外になったりして、ブラジルの通信インフラどんだけ脆弱なんだよっていうw

それに対して、ソフトバンクiPhone5sで使った「海外パケットし放題(24時間2,980円)」のテザリングはブラジルで2回程試してみたんですが、安定してサクサク動きすぎて、涙が出ます。日本携帯のパケ放プランがなぜ安定するのかは不明。プリペイド形式の場合、3G回線の利用帯域のフレキシビリティが落ちるんでないかと予測はしてますが。。

個人的な見解だと、SIMフリー携帯のガジェットを揃えて、ブラジル現地でデータ通信プラン付のプリペイドSIMカードをゲットするためにとんでもない労力をかけて(素人だと丸1日かかると考えた方がいい)、なんとか現地のデータ通信環境を揃えたはいいが、結果得られる通信スピードは不安定というオチになるので、日本携帯のパケ放プランで乗り切る方が俄然効率良いと考えます。

それくらい、現地SIMのデータ通信プランの申込の難易度は高いです(1日10MB制限のデータ通信が付いてくる通常プランは余裕)。それでも現地SIMでデータ通信やりたい方は、上記の問題点を把握した上で、頑張ってみてください。

※僕の電子書籍「ブラジルワールドカップへの行き方」内で紹介している中級編のレンタルポケットWiFiについては、既にブラジル分が在庫切れているそうです。Wi-Hoとグローバルデータはもう在庫がないという情報。他社は不明。

ちなみにこれはあくまでサンパウロでの話です。レシフェ、ナタール、クイアバに行くと、州を跨がるのでローミング扱いになり、通信速度や繋がり易さがどう変わってくるかは不明です。そこら辺はもうさじ投げますw

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海外旅行が好きな人必読の電子書籍を出版しました。海外旅行を個人手配するノウハウをまとめた本です。SIMフリー端末の選び方や、海外でのSIMカードの買い方も解説しています。

海外旅行の計画の仕方や節約術、海外での防犯対策など、私の10年間に渡る旅人ライフで培った経験を凝縮しました。近々海外旅行に行く予定の方は是非お読みください。

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村上アシシ

1977年札幌生まれ。職業は経営コンサルタント・著述家。「半年仕事・半年旅人」のライフスタイルを2006年から継続中。南アW杯出場32カ国を歴訪した世界一蹴の旅を2010年に完遂。サッカー日本代表を追いかけて世界中を旅してます。Jリーグではコンサドーレ札幌のサポーター兼個人スポンサー。詳細のプロフィールはこちら

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