過去ブログから残しておきたい文章を移行しています。哲学的なエントリー一覧はこちら。
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「妥協しない人が理想像」
とある女性が飲みの席でそう仰りました。
僕はこう返しました。
「人生、いかにうまく妥協するかが重要だと思ってるおいらは、蚊帳の外ですなw」
基本、僕にとって人生とは、引き算です。
僕が考える人生の概要プロセスはこんな感じ。
まず完璧な理想像を掲げる。
そして、現在自分が居る位置を把握する。
そして、今居るロケーションからそのターゲットまで辿り着くための具体的方法を探る。
そして、様々な現実的阻害要因を認識し、厳しい現実に萎えた結果、その完璧な理想像を自ら切り崩し始める。
そして、元々描いていたビジョンを上手い具合にごまかしつつ、最終的に辻褄を合わせていく。
おいらの人生、このPDCAサイクルの繰り返しw
その行為自体、僕にとって、「妥協」であり、「諦め」であり、理想と現実の折衷案を作っているようなもの。
つまり、コンサル用語でいう「落とし所を探る」行為だと思っている。
僕は基本的に、超ネガティブ思考な人間です。(何気に友人の中には、僕を楽観主義者と勘違いしてる人も多いんだろうけどw)
なので、常に減算形式にて物事を捉える傾向にある。
逆に天井の見えない中での足し算人生は、僕には歩めない。ゴールまでの距離感を逆算できる位置にいないと、不安でしょうがないから。
とは言っても、僕は何も、足し算で人生を歩んでいる人を否定しているわけではない。
むしろ、掛け算にて雪だるま形式でローリングしながら人生を猪突ってる人は、僕にとって尊敬に値する。
まー所詮、これも「人生の立ち位置」に依存するものなのかなと。
人生の基点・基軸をどこに置くか、という至極シンプルな議論なわけで。どっちが正しいとか、そういう話ではなく、その人の生き方そのものなわけで。
みなさんの人生は、足し算ですか?引き算ですか?
割り算な人は、一歩前へw
(2008/04/25)