明治安田生命J1リーグ第30節、サンフレッチェ広島対北海道コンサドーレ札幌をDAZN観戦。
試合は2-2で引き分けたんですが、札幌の先制点に繋がるシーンで広島の選手たちが猛抗議をしている場面があったので、解説したいと思います。
前半42分に札幌DF福森が直接FKを決めて札幌が先制します。
🎥Match video🎥
【2020明治安田生命J1リーグ 第30節】#広島 VS #札幌
福森選手が直接フリーキックでゴールを決めました!
2試合連続得点となりました✨@akito12161 #consadole #コンサドーレコンサドーレ観るなら @DAZN_JPN で📺
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この前のFK獲得シーン。ペナルティエリアの手前で札幌MF高嶺が相手DFに倒されたんですが、主審はアドバンテージを取ってプレー続行。その後札幌はシュートを打つところまでいくんですが、枠を外れてプレーが一旦途切れました。
その直後に主審は笛を吹いて、アドバンテージで流したファウルの所まで巻き戻して、札幌に直接FKを与えました。
このジャッジに広島の選手たちは猛抗議。「シュートまでいったんだから、それはないでしょ」といった感じでしょうか。
たしかに僕も何百試合とサッカー見てますが、アドバンテージでファウルが流された後、攻撃側がシュートまでいって枠が外れた場合、「ロールバック」せずにゴールキックから再開というのを何度も見てきました。
シュートまでいったのに、ロールバックして直接FK与えるのって、あんまり見た記憶がありません。
ではこの判定はミスジャッジなのかどうか、疑問に思ったので競技規則を見てみました。70ページをご覧ください。
この判定はミスジャッジではない
規則としてはこのように明文化されています。
反則があり、反則をしていないチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを継続させる。しかし、予期したアドバンテージがそのとき、または、数秒以内に実現しなかった場合、その反則を罰する。
「予期したアドバンテージが数秒以内に実現しなかった場合、その反則を罰する」とあります。
つまり「アドバンテージ後にシュートまでいったらロールバックして反則を罰してはいけない」というルールはどこにもありません。
あくまで「主審が予期したアドバンテージ通りにならなければ、ロールバックして反則を罰する」というのがルール。
今回のケースは、池内主審が予期したアドバンテージが「このまま流せばシュート決まるんじゃね?」くらいのレベルであれば、ロールバックして直接FKを与えたジャッジは妥当と判断できます。
規則上は主審の主観で判断される事項であることがわかったので、今回の判定をミスジャッジと決めつけることはできない、というのが僕なりの解釈です。
以上!
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