Jリーグのクラブが「ベビーグッズ」の品揃えに注力すべき理由

このツイートが結構反響ありました。

ホントね、コンサドーレの公式グッズにはベビー服がないんですよ。売ってても110㎝から。110㎝って5~6歳児向けの大きさですからね。

将来札幌サポーターになってもらうように「英才教育」を施したいのに、今後5年間、適正サイズのコンサドーレグッズを買い与えることができないというジレンマ。

終いには海外クラブの適正サイズのユニフォームをもらって、これが最近の子シシのお気に入りシャツになっちゃってます。

新しく加入した南野拓実を見に行った時に購入してくれたそうです。親としては赤黒ユニを着せたいのに!w

ちなみにベビーグッズに注力していない傾向は、コンサドーレのみならず、Jリーグ全体にも当てはまるようです。昨年2019年に市場調査した結果↓

それに対して、100年以上の歴史を持つ欧州クラブはベビーグッズの品揃えが豊富です。例えばレアルマドリードは、日本語のECサイトまで持っていて、0歳児用のアウェイのGKユニまで揃えてます↓

なぜ海外の歴史あるクラブはベビーグッズの品揃えが豊富なのに、Jリーグのクラブはないがしろにしているのでしょうか?

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ベビーグッズは売上が伸びないから?

単純に予算規模が一桁違うので(海外のビッグクラブは数百億円、J1クラブは数十億円)、あんまり売り上げが伸びないベビーグッズにまでJクラブは手が回らない、というのが実情なんでしょう。あくまで推測ですが。

でも僕はそういった目先の利益に執着するJクラブの姿勢に異を唱えたいです。

0歳児の頃からクラブ愛を植え付けて生涯サポーターになってもらうことができれば、LTV(顧客生涯価値)の観点で見ると、たとえ売り上げの規模が小さかろうが、ベビーグッズの品揃えに注力することが将来的にクラブに利益をもたらすと僕は考えます。

KPIは目先の売上ではなくLTVにすべき

グッズの品揃えを考える時、まずは売上規模が見込めるカテゴリーから攻めるのが常套手段です。それはもうしょうがない。貧乏な地方クラブにとっては、まずは今年の売上を伸ばすのが至上命題なのは理解してます。

ただし、それだと長期的にサポーターを増やす視点が圧倒的に足りてないんですよね。顧客生涯価値(LTV)に焦点を当てて考えるならば、0歳児からサポーターになってもらった方が、将来的な累計売上は雪だるま形式で増えてきます。

本人がクラブにお金を直接落とすようになるまで長い期間待つ必要がありますが、「種」を早いうちに撒くことに越したことはありません。

子どもって小さい頃によく目にするカラーを好きになるって説もあります。マクドナルドが「ハッピーセット」で子どもをもてなして、小さい頃からあの「独特な臭い」の虜にして、生涯の客に仕立て上げるってのは有名な話です。

そういう意味では、目先の売上にとらわれるのではなく、LTVをKPIに設定した上で品揃えを考えれば、おのずとベビーグッズの品揃えが豊富になるはず。

是非Jクラブのグッズ担当者には、0歳児向けのグッズをもっともっと積極的に売り出してほしいと切に願います!

特にコンサドーレでベビーグッズが販売されたら、どんなに高くても全種類買います!w

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