アクセンチュアを退職して丸10年 会社を辞める決断をした経緯を今更振り返ってみる

前職のアクセンチュアを退職して、今日で10年という月日が経ちました。

会社辞めて個人コンサルとして独立して、2013年に法人成りして(社員は自分ひとり)、結局10年間食いっぱぐれずに、のらりくらりと生き延びてきました。

会社を辞めようと決断した時に書いたブログを今読み返してみると、新しい何かをしたくなったとか、会社が嫌になったとか、何か特別な理由があったわけではなく、馬車馬のごとく全力疾走してきたアクセンチュアの6年間を振り返って、「ちょっと立ち止まってみようかな」と気軽に会社を辞めた経緯が見てとれます。

独立ノウハウを語るコラムなどで、「何となくサラリーマンを辞めるな」「明確なビジョンを持って独立せよ」と教示する意識高い人をよく見かけますが、僕は単に「ちょっと休みたい」って動機で会社辞めるのも全然ありだと思います。実際僕がそうでした。

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退職時に将来のビジョンなんて何ひとつなかった

外資コンサルの場合、後腐れなく辞めれば出戻りが許されるので、ノーリスクで会社辞められるという背景もあるんですが、僕個人の場合は、会社員を続けることに対する漠然とした危機感と、英語をちゃんと長期間勉強したいっていう思いと(退職後はバンクーバーに1年住みました)、ドイツW杯現地観戦のために三カ月自己都合休職してて会社を辞めやすかったという事情と、後はその当時のちょっとした気分で、会社辞めました。

著書ロジ旅の中では「旅の目標を掲げよ」「下準備が大切!」とこっぴどく説明している僕ですが、人生の大きな分岐点では、意外とノリで次行く道を選択しています。

今でこそ、「半年仕事・半年旅人」とか「プロサポーター」とか大それたこと言ってますが、会社を辞める2006年当時は、そういったビジョンは何ひとつ持ってませんでした。ぶっちゃけ全部「後付け」なんですw

とりあえず会社辞めてみて、とりあえず個人コンサルとして独立してみて、とりあえずサッカー日本代表追い掛ける生活を始めてみたら、いつのまにかその生活が10年続いて、「半年仕事・半年旅人」とか「プロサポーター」とかいう境地に辿り着いた、というのが正直なところです。

20160915

計画とか準備とか、そういった用意周到に理詰めで考えるやり方と、とはいっても時には勢いでエイヤで決断して「とりあえずやってみる」ノリと、両方のバランスを大切にしながら人生を歩んでいきたいと改めて思う次第です。

最後に、ちょうど10年前の2006年9月15日にアクセンチュアのJAPAN-ALLに送った「卒業のご挨拶」メールを読みたい方はこちらをご覧ください!(コンサル苦闘日記の最後のエントリーです)

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